爽やかな風が吹く海沿いのエリアに鎮座する都心の巨大ショッピングモール「ららぽーと豊洲」には、ペットショップ「ILIO」に併設された屋外ドッグランがあります。ペットショップ「ILIO」で利用登録と支払いをすれば、30分から利用ができます。

ちなみに、今回は1名＋1頭で行きましたが、基本料金は変わりませんでした。  

2022年7月16日に料金が改定になったようです。「ららぽーと豊洲」のHPでは旧料金が掲載されていました（2022年9月時点）が、「ILIO」のHPは最新情報になっていました。

「ららぽーと豊洲」のモールの中自体も、一部エリアは犬連れOK。ペットショップ「ILIO」は犬連れOKのエリアにあり、建物の中からでも外からでも入れます。 

ドッグランの近くには犬メニューがあるドッグカフェもあり、ドッグランの前後に休憩もできます。「ILIO」には犬の一時預かりサービスもあるので、愛犬を預けて自分のショッピングを楽しむことも可能です。また、豊洲自体がドッグフレンドリーな街で、「ららぽーと豊洲」の外にも犬OKのカフェやお散歩にちょうどいいコースがあるので、ドッグランのついでにいろいろと楽しむことができて便利です。

「ららぽーと豊洲」内のペットショップ「ILIO」のレジで利用登録と支払いを済ませます。ここは犬もリードで入店OKです。

「ILIO」は「ららぽーと豊洲」の建物内からも外からも入れます。ざっくりこんな感じの配置です。（縮尺が変ですが、ご容赦ください…。）

物販のレジもドッグランの受付も一緒になっていて、休日（特に天気がいい日）は激混みで並ぶことが多いです。経験上、雨が降りそうなときなどは1～2人程度、快晴の日は10人以上の行列でした。 

「ILIO」内のレジでドッグラン利用希望の旨を伝えると、狂犬病予防注射票の提示と利用規約へのサインを求められます。どちらも済ませると、1年間有効なドッグラン利用登録カード（狂犬病予防注射摂取済み確認カード）と、当日首からかける用のカードをもらえます。

ここのドッグランを利用する際は、毎回このカードが必要になるので忘れないようにしましょう。忘れてしまった場合は、また狂犬病予防注射票の提出が必要になります。 

ドッグラン利用登録カードとは別に、当日用の利用カードも受け取ります。支払いをした範囲での利用時間が記載されています。これはドッグラン利用終了時に返却しないといけません。

レジでの受付中に小雨が降り始めたタイミングで、「雨がちょっと降ってきたみたいですが…払い戻しはできませんがよろしいですか？」という確認がありました。ほとんど気にならない程度の小雨だったので、そのまま支払いを済ませました。雨だから払い戻しをしてほしいなんてことを言うつもりはありませんが、人が多い場所なので中にはそういう人もいるのかな。

今回はロングコートチワワ（0歳9か月）の男の子、ちゃん君が体験に行ってくれました。ちゃん君は、ドッグランで他のワンコと一緒に全力疾走するのが至福の瞬間。同じような元気なワンコがいるといいな～。 

地面はきれいに整備された芝生。ちょっとした丘の起伏もあり、ちゃん君も楽しそうでした。ベンチなのか分かりませんが、人が座れるオブジェ的な岩もいくつかありました。視界が開けているので、愛犬を遠くに見失うこともありません。

犬用の水入れに入った状態の水飲み場もありました。時間帯や混み具合などにもよると思いますが、草が入っていたりして、あまり清潔な感じではありませんでした。できるだけ、持参した水をあげるのがよさそうです。

海沿いの開けた場所にあるので、風通しもよく気持ちがよかったです。木陰があるので、暑い日は日光を、小雨の日は雨をしのぐことができます。とはいえ、ドッグラン内には屋根があるわけではないので、暑い日や雨の日の利用には向いていません。

また、真冬も海からの冷たい風が直接吹きつく場所にあるので、飼い主がツラくなりそうです。真冬の利用の際はしっかりとした防寒対策が必須です。 

ドッグランは7kgまでの小型犬専用エリアと、全犬種用のフリーエリアに分かれています。分かれてはいますが、フリーエリアにいたのも小型犬～中型犬がメインで、大型犬の姿は見かけませんでした。 

ドッグランって小型犬エリアは激セマっていうパターンもありますが、「ららぽーと豊洲」のドッグランは小型犬エリアもフリーエリアも広さは同じくらいでした。

小型犬用エリア・フリーエリアともに、小型犬～中型犬にはじゅうぶん楽しめる広さでしたが、大型犬にはちょっと物足りないかもしれないと思いました。フリーエリアは当然、大型犬がいても問題ありません。ただ、フリーエリアにも小型犬寄りの中型犬が多いので、大型犬の飼い主さんは少し気を使ってしまいそうな感じがしました。柵も大型犬が本気を出せば乗り越えられそうな高さです。 

ちゃん君は2.4kgの小型犬なので、小型犬エリアが相応しいのですが、飼い主がよく見ずに間違ってフリーエリアに入ってしまいました。が、そのときはフリーエリアもせいぜい10kgちょっとくらいの中型犬までしかいなかったので、問題なく遊ぶことができました。

高級タワマンが立ち並ぶ豊洲はお金持ちの街なので、飼い主の民度も高そうな感じ。犬も変に吠えたり騒いだりしている子はおらず、犬もみんな節度ある楽しみ方をしている印象でした。

ちゃん君は自分と同じくらい元気なワンコを見つけて一緒に全力疾走していました。よかったね。

快晴の行楽日和な休日はドッグランも混雑気味。色んな人が各方面から来ているでしょうし、犬も多いので粗相が放置されてしまうこともありそうです。「うんち踏んだー」という飼い主さんの声も聞こえてきました…。犬を放置してドッグランの中で3歳くらいの子供を遊ばせている親御さんもいたりして、なんだかなあと思う場面もありました。 

小雨が降りかけている日なんかは、3連休初日でもそこまで混雑しておらず、かといって閑散としているわけでもなく、飼い主さんも良識のある方ばかりでした。 

ドッグランの受付があるペットショップ「ILIO」は、犬もリードで入店OKです。ドッグランの利用ついでにお買い物もできます。

犬用の洋服はバリエーション豊富。おもちゃも可愛くて一工夫あるものが多いです。ゴム製の中におやつを入れられるコングみたいなおもちゃを買いました。

犬用の化粧水やブラシも置いてあります。おしゃれなものが多いです。

おすすめなのは無添加系のおやつ。これは色々あります。ILIOブランドの商品もあり、カタクチイワシを購入しました。 

休日は店内も混雑しています。特に「ららぽーと豊洲」の建物側の入口、生体販売のディスプレイがあるところは常に親子連れでごった返している印象。近くで見れたことがありません。そんなに通路は広くないなか、リードの犬もちょこちょこいるので、なかなか歩きづらいです。「触ってもいいですかーーーー！！！！」と、ちゃん君に突進してくる小学生もいたりしてカオスでした。繊細な愛犬を連れている方・自身が繊細だという方は注意してください。（ちゃん君は平気でした。） 

「ILIO」には一時預かりサービスやトリミングサロンもあります。犬を預けて「ららぽーと豊洲」で自分のお買い物を楽しむこともできます。近くには豊洲市場（犬NG）もあるので、そっちまで足を伸ばしてランチもいいかも。 

トリミングサロンは予約制です。 お店の中・外からガラス越しでトリミング中の様子が見えるようになっていました。 

一時預かりも利用したことはないですが、休日で混雑しているときは利用できないこともありそうだなと思いました。あまりにも人でごった返してるので…。休日に利用したい場合は、予約をしておいた方がよさそうです。 

終日預かりや宿泊のプランもあります。HPによると、部屋にはそれぞれ独立した換気・空調設備が備えられているそうです。 

「ららぽーと豊洲」内にはいくつか犬OKの飲食店があります。まだ行ったことはありませんが、混雑してなければ行きたいなあと思っています。ちょっと調べたので紹介します！

一番ドッグランに近い「Les deux Bleue（レ ドゥ ブルー）」は、犬メニューもあるドッグカフェです。「ららぽーと豊洲」内では唯一、店内も含めて全席犬OKの飲食店。テラスには常に犬連れの方の姿が見えます。「ららぽーと豊洲」の建物側に入口がありますが、ドッグフレンドリーエリアにあるのでリードで入店OKです。

ただ、ここも休日は混雑注意です。ドッグランも混雑していた快晴の日に行くと、15時前でも5，6組待ちの状態でした。お食事も美味しそうだったので行きたかったのですが、あまりの混雑に断念… 

ドッグランから建物の外を歩いていくとテラス席が見えるイタリアンのお店。ただ、建物内の入口はドッグフレンドリーエリアではないので、同伴者が中から店員さんに伝えて犬は外からテラス席に入るという高度な連携が求められます。

こちらもドッグランから建物の外を歩いていくとテラス席が見えるカフェ。テラス席には、いつも犬連れの方が複数見えます。ただ、こちらも建物内の入口はドッグフレンドリーエリアではないので、犬はキャリーなどに入れて入る必要があります。そして、店内入口はアパレル販売のお店になっていて、すごく入りづらいです…。入る勇気がなく断念しましたが、お食事はすごく美味しそうでした。 

「ららぽーと豊洲」1階にあるフードコートは、テラス席のみ犬OKです。建物内には犬は入れないので、2人以上で行ったときしか使えないですね。テラス席自体も人通りが多い道と駐輪場の前といった感じで、あまり居心地がいい場所ではありません。フードコートで買うなら、テイクアウトできるものを周りにある芝生や海沿いのベンチなどの座れるところで食べた方が気持ちいいかも。 

何回も言いましたが、休日はドッグランのみならず、「ららぽーと豊洲」自体が激混みです。建物の中だけでなく外にも人が溢れていて、ドッグランの周りにも人がたくさんいます。晴れた日には、ドッグランの横にテントを張っている人もいるくらいです。

休日で晴れた日やイベントがある日は特に混雑している印象です。私は混雑が嫌いです。ドッグランも「ららぽーと豊洲」も、混雑してなければいいんだけどなあ…という感じで、混雑している日は満足度が半減します。

予め覚悟していくのと、そうでないのでは印象も違うと思うので、あえて混雑していく日に行くデメリットをまとめておきます。

①ドッグラン利用登録のレジが混雑している

②ドッグランの治安が少々悪くなる

③「ILIO」内が混雑してショッピングもちょっと大変

④「ILIO」の一時預かりサービスが利用できないかも

➄周辺の犬OKの飲食店が混んでいてなかなか入れない

先に紹介しましたが、ドッグランは小雨が降りそうなくらいの天気の日に行くと、休日でも多少快適に過ごせそうです。

「ららぽーと豊洲」の建物自体は駅からすぐ見えますが、駅からの道が垂直方向に入り組んでいること・「ららぽーと豊洲」の建物が3つあって現在地を見失いやすい・建物内の犬OKの場所の確認が大変、という3点が初見の人間にとっては分かりづらかったです。遠回りしながらなんとか辿りついたころにはちょっと疲れていました。 

ドッグランがあるのは、「ららぽーと豊洲１」のペットショップ「ILIO」です！「ららぽーと豊洲２」「ららぽーと豊洲３」ではなく、「ららぽーと豊洲１」の建物を目指してください。ここをミスると迷います。  

「ららぽーと豊洲」は車、電車、バスの他に、水上バスという交通手段もあります。

水上バスはお台場、浅草、芝浦、日本橋に出ています。運行本数が多くないのと、運休も結構あるので利用の際は注意です。船はナウシカのオームみたいな見た目の「ヒミコ」と、おしゃれなクルーズ感のある「アーバンランチ」の2種類があります。キャリーに入っていれば、犬も乗船OK（別料金）です。

犬同伴OKの場所（ららぽーと豊洲１の1F）は、入口に注意書きがあるので分かりやすいですが、逆に犬同伴NGの場所には何も書いていません。

 「ららぽーと豊洲１」の1F通路（フードコート除く）は犬同伴OKなので、キャリーに頭まで入れた状態であればどこから入っても大丈夫です。  

「ららぽーと豊洲１」の1Fは、頭までキャリーに入れた状態であれば犬連れで入店OKです。ただし、フードコートは犬NGです。 

「ウェルカムペットエリア」の案内がある「ILIO」周辺のみ、リードや抱っこの状態で犬も入店OKです。赤い肉球のマークがついているところが「ウェルカムペットエリア」です。 

それ以外の、「ららぽーと豊洲１」の1F以外は犬同伴NGとなっています。つまり、「ららぽーと豊洲１」の1F以外、「ららぽーと豊洲２」「ららぽーと豊洲３」は犬同伴NGです。  

「ららぽーと豊洲」の有料ドッグランは、混雑していなければ快適でした。混雑していそうな日はカフェなども軒並み混んでいるので、予約していった方がよさそうです。

「ららぽーと豊洲」以外にも、豊洲には犬同伴OKのカフェや気持ちのいい散歩道がたくさんあります。ドッグランついでに、カフェやお散歩も楽しんでみてはいかがでしょうか。カフェ情報なども随時追加していきます！