banner

banner

なぜ犬は「うれしょん」をしてしまうの?理由と対処法について

お気に入りに追加

テンションが上がったときに愛犬が排尿してしまう「うれしょん」を経験したことがある飼い主さんは多いのではないでしょうか。うれしょんは、タイミングによってはカーペットやソファなどにされてしまうこともあるので、可愛いなと思う反面大変なことも。小型犬であれば少量で済みますが、大型犬だとうれしょんでもかなりの量になることがあるので、できればしないように予防したいですよね。今回は、犬がうれしょんする理由や対処法についてご紹介します。

なぜ犬は「うれしょん」をしてしまうの?理由と対処法について
【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

目次

  1. 犬がうれしょんをする理由について
  2. うれしょんはいつまでするもの?
  3. うれしょんが治らないの?
  4. うれしょんの対策法について
  5. うれションは喜びのアピール、怒らずに見守ろう!

犬がうれしょんをする理由について

犬
mindfrieze

 うれしょんをするかどうかは犬により異なります。そのため全くうれしょんをしない犬、逆に何度もしてしまう犬などさまざまです。ここではうれしょんをする理由についてご紹介します。 

テンションが上がる

 うれしょんをする理由のひとつに、「テンションが上がる」ことが挙げられます。飼い主に依存して、分離不安を引き起こしがちな犬に多く見られます。テンションが上がり自分で感情をコントロールできず、尿道括約筋や膀胱が緩みそのまま排尿をしてしまいます。うれしょんは一種の喜びのアピールとも言えますが、尿道括約筋や膀胱の機能がまだ完全ではない子犬に多く見られます。 

泌尿器疾患の疑い

 うれしょんは泌尿器疾患の疑いも考えられます。もともと、尿道括約筋や膀胱などに異常が見られる場合は、感情の起伏に合わせて排尿してしまうこともあります。

泌尿器疾患の代表的な病気「膀胱炎」には頻尿の症状が見られるため、「あれ、いつのまにかうれしょんしてたのかな?」と勘違いする可能性もあります。うれしょん以外にも何度もトイレに行く、排尿困難、尿に血が交じるなどの症状が見られる場合は、泌尿器疾患の疑いが強いので早めに動物病院を受診しましょう。

うれしょんはいつまでするもの?

犬
BobMacInnes

 うれしょんはいつまで続くのか個体差がありますのでわかりません。成犬になるにつれて治まる犬もいますが、成犬になってもなかなか治らない犬もいます。

どうしてもうれしょんが治らない場合はトレーニングをするか、ドッグトレーナーなどの専門家に相談してみるといいでしょう。病気の可能性もゼロではありませんので、一度全身検査を行うという方法もあります。

うれしょんが治らないの?

犬
marliesebrandsma Unsplash

 うれしょんは喜びのサインとはいえ、毎日続くと掃除や洗濯などに困ってしまいますよね。ここでは、うれしょんが治らない原因についてご紹介します。 

分離不安

 うれしょんが治らない原因として、「分離不安」が考えられます。分離不安は飼い主への依存が強く、留守番のときに不安でいっぱいになってしまうことです。

分離不安とは、飼い主が出かけるときに「行ってくるからね!」と、過剰に犬に話しかけたり声掛けをすることにより犬が不安になることで引き起こされます。家から出かけるときはできるだけ静かに犬に声をかけず、帰宅したときに犬が落ち着くまでは声をかけたり触ることはやめましょう。今までずっと家にいたよ、という雰囲気で犬と接することが重要です。

うれしょんの対策法について

おむつをしている犬
mikeatqazam

 うれしょんは、しつけをしたからといって1日2日では治りません。掃除は大変でも、犬から飼い主への喜びのアピールなので、怒らないように自然に治っていくのを待ちましょう。ここでは、うれしょんの対策法についてご紹介します。 

おむつをする

 うれしょんの対策法として、おむつをさせましょう。おむつをすることで排尿管理は楽になりますが、夏場など蒸れて皮膚炎を起こすこともありますので、1日に2,3度は必ず交換し、皮膚の状態を毎日確認しましょう。犬用のおむつは色んな種類販売していますので、できるだけ通気性が高く愛犬に合ったサイズのものを購入しましょう。 

うれしょんをしても過剰に反応しない

 犬は、飼い主が反応するのを喜んで、何度も同じことをする傾向があります。そのため、万が一うれしょんをしても、過剰に反応せずにそのまま掃除をするようにしましょう。叱ったり過剰に騒ぎ立てるようなことはしないように注意しましょう。 

うれションは喜びのアピール、怒らずに見守ろう!

犬
RescueWarrior

 ここではうれしょんについてご紹介しました。うれしょんは喜びのアピールですが、尿を洋服に付けられたり、ソファやカーペットなどにしてしまい、困ったという経験をした飼い主さんも多いのではないでしょうか。うれしょんは成長すると治まる犬もいますが、中には成犬になっても続く犬もいます。そんなときはまずは分離不安解消のトレーニングから始めてみましょう。どうしても治らない、どうしていいのかわからない場合は一人で悩まずドッグトレーナーや動物病院などの専門家に相談してみましょうね。 

banner

komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

あわせて読みたい

【実施中】Makuakeで<Petan編集部企画>抗菌防臭ペットベッド応援購入プロジェクトを開始しました!

関連記事

【獣医師監修】犬が吠える10の理由|知っておきたい対策方法をまとめました

犬の生態/気持ち

【獣医師監修】犬が吠える10の理由|知っておきたい対策方法をまとめました

子犬の時期はあっという間で、生後7ヶ月の頃には自我が芽生え始め、ワンワン!と吠えることが増えて...

2023年12月15日

【獣医師監修】犬が拒否反応を示すのはわがままではない?理由を知って愛犬の気持ちを汲み取ろう

犬の生態/気持ち

【獣医師監修】犬が拒否反応を示すのはわがままではない?理由を知って愛犬の気持ちを汲み取ろう

愛犬が拒否反応を示す行動をとるとき、単にわがままをいっている、飼い主さんを試しているだけと感じ...

2023年12月8日

子犬が狂ったように暴れるのはなぜ?ズーミーの理由と対処法を解説します

犬の生態/気持ち

子犬が狂ったように暴れるのはなぜ?ズーミーの理由と対処法を解説します

念願の子犬との暮らし!と思いきや、「何の前触れもなく突然子犬が狂ったように暴れだすことがあり困...

2023年12月5日

【獣医師監修】「オキシトシン」は犬と人の絆に関係する!愛情ホルモンがもたらす効果と研究結果

犬の生態/気持ち

【獣医師監修】「オキシトシン」は犬と人の絆に関係する!愛情ホルモンがもたらす効果と研究結果

近年、愛情ホルモン・幸せホルモンとも呼ばれている「オキシトシン」と犬に関する研究が進み、オキシ...

2023年11月17日

チワワも遠吠えってするの?原因や対処法について

犬の生態/気持ち

チワワも遠吠えってするの?原因や対処法について

『遠吠え』と聞くと大きなオオカミを連想させますが、小型犬で可愛らしいチワワが遠吠えをするなんて...

2023年11月15日

もっと見る

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード