愛犬がいつもと違う場所で寝るのはなぜ?寝場所が変わった時の心理とは
愛犬が眠っていたりお気に入りのおもちゃやおやつを持って行って夢中になっていたりするのはいつも同じ場所だなぁと思ったことのある飼い主さんは多いのではないでしょうか。犬を飼っている人の話を聞いたりSNSでの投稿を見る限りでは、自宅の中に落ち着く場所・お気に入りの場所があるという子は少なくないようです。しかし、ある日突然いつもと違う場所で眠っていたら「どうしたのかな?」と気になりますよね。「違う場所で寝たい気分だった」という可能性もありますが、もしかしたら何か他の理由があるのかもしれません。本記事では犬がいつもと違う場所で寝ているときに考えられる理由についてご紹介します。
はじめに|犬が好きなのはどんな場所?
自宅の中でいつも決まった場所でのんびり過ごしているという子は多いと思います。ソファの上だったり、特定の誰かの部屋だったり、テレビボードの下の隙間が好き!という子もいますよね。犬はどんな場所を好む傾向にあるのでしょうか?
狭くて暗い場所
犬はもともと巣穴を掘って暮らしていたと言われているため、暗くて狭い場所を好む子は多いです。囲まれたスペースや机と椅子の隙間など、私たちからすれば「なんでそんなところに?」と思う場所であっても、犬にとっては落ち着く場所なんですね。愛犬が過ごす空間としてクレートがおすすめされる理由の1つでもあります。
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柔らかい感触のする場所
クッションやソファ、ベッドの上なども犬が好む場所の1つです。硬い場所よりもふわふわした場所が好きな子が多いのは、肌触りが良くリラックスできることや柔らかい感触が好きだからだと考えられています。
ちなみに、犬は柔らかい感触の場所で排泄する習性があるので、トイレトレーニングが完了するまではカーペットやクッションを片づけておくか、立ち入れないようにすることをおすすめします。
トイレトレーニングについてはこちらの記事をチェック!
飼い主さんの気配がする場所
犬は本来群れで生活する生き物なので、家族の気配を感じることができる場所を好む傾向にあります。飼い主さんの足元にいることもあれば、みんなの様子が見渡せる場所でまったりしていることもあるようです。
飼い主さんの匂いがする場所
飼い主さんの枕やベッドなど、飼い主さんの匂いがする場所が落ち着くという子もいます。大好きな飼い主さんの匂いを嗅ぐことで安心できるようです。
外の景色が見える場所
神経質な性格の子の場合、外を走る車や自転車、歩行者が見えることで落ち着かずに吠えてしまうというケースもありますが、中には1日中外の景色を見ているという子もいます。
筆者の友人が飼っている2匹の柴犬のうち1匹は外の景色を眺めるのが好きなようで、窓ガラスごしに通行人を観察しており、飽きるまでそこで過ごしているんだとか。
一方でもう1匹は外には目もくれず、いくつかのお気に入りスポットでお昼寝をしていることが多いそうです。1匹1匹に個性があって微笑ましいですよね。
いつもの場所で寝ていない・・何が原因?
日中過ごしている場所がいつも同じという場合、そこに愛犬がいなかったら「何が原因なのかな?」と気になってしまいますよね。犬がいつもと違う場所に移動するのにはどんな理由があるのでしょうか。
暑さ・寒さを感じている
寒さには比較的強い子や暑さには特に弱い子など犬種によってさまざまですが、室内でペットを飼っている人たちは無条件にエアコンなどを使って1年中温度管理しているケースがほとんどだと思います。
しかし、夏や冬といった特に暑さ・寒さを感じやすい時期にいつもと違う場所で寝ているのであれば、もしかしたら温度が快適でないと感じて移動したのかもしれません。また、季節を問わずいつもの場所から移動して冷たい廊下に身体をぺったりくっつけて寝ている、太陽の当たる場所で寝ているなどの様子が見られたら、現在の温度が快適ではない可能性があります。
犬は人間よりも体温が高いので、人間にとっては心地よい温度だとしても犬にとっては暑いということもあります。室内にいても熱中症になることもあるので、夏場は特に気をつけてあげてください。中でもパグやフレンチブルドッグなどの短頭種は熱を逃がすのが苦手で暑さに弱く、熱中症にもなりやすいのでしっかりと温度管理してあげましょう。
犬の平熱についてはこちらの記事をチェック!
恐怖や不安を感じている
いつも寝ている場所の近くで雷や花火などの大きな音が聞こえた、びっくりすることが起きたといった場合、恐怖を感じ安全な場所を求めて移動することがあります。また、家具の配置を変えた、結婚や出産により家族が増えたといった要因によりいつもの場所の居心地が悪くなり落ち着く場所を探している可能性もあります。
落ち着いて眠れないのかも
犬は飼い主さんの側にいたくてリビングなどの家族が集まる場所で過ごしていることも多いですが、テレビの音や話し声が気になってぐっすり眠れず、場所を移動したのかもしれません。犬は人間と比べて聴覚が優れているので、ちょっとした音でも気になってしまうのです。
工事などの一時的な騒音の場合、工事が行われている期間だけ場所を移動することもあります。
犬の聴覚についてはこちらの記事をチェック!
病気や怪我の可能性も
病気や怪我など体調に変化がある際に、いつもと違う場所で休むことがあります。犬は本能的に身体の不調を隠そうとする生き物だと言われているので、飼い主さんが愛犬の異変にいち早く気づいてあげることが病気や怪我の早期発見するためにはとても大切です。上述した理由である場合もありますが、中には病気や怪我が隠れているケースもあるので、日頃から愛犬の様子をよく観察しておき、「ちょっと違うかも?」と感じたらかかりつけ医に相談するようにしましょう。
いつもと寝る場所が変わったら
愛犬が本来の寝床で寝なくなった場合、気分でたまたま移動しただけということもありますが、何かしらの原因が隠れている可能性も0ではありません。犬は浅い睡眠を繰り返しているので、1日のうち睡眠に充てる時間はとても長いです。質の良い睡眠をとってもらうためには、安心してぐっすり眠ることができる環境を整えてあげることがとても大切になります。
エアコンからの風が直風になっていないか、まぶしすぎていないか、直射日光が当たって暑さを感じていないか、大きな音は聞こえないかなどをチェックしてみましょう。
また、長時間眠る犬には身体に負担がかかりにくくいつでも清潔さをキープできるベッドを用意してあげるのがおすすめです。
この度Petanではペットと飼い主さんにとって快適で便利であることを重視したペットベッドを作りました。本体はソフトウレタンと体圧分散マットを使用した二層構造となっており、あらゆるライフステージの子におすすめの寝心地となっています。
囲いの部分は手洗いですが、本体上層の体圧分散マットと撥水加工が施されたカバーは洗濯機の使用がOKです。そのため清潔さをキープしやすく、手軽にお手入れできるので飼い主さんの負担軽減にも繋がります。
体圧分散マットは体積の96%が空気なので通気性抜群で蒸れにくく、寝ている時間が長いシニアの子も快適に過ごすことができます。
対応サイズは10㎏程度の小型犬を想定していますが、気になった方は公式サイトをぜひ覗いてみてください。
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気分で移動することもあるけれど
犬がいつもと違う場所で眠っているときにはその日その時の気分という可能性もありますが、もしかしたら今回ご紹介したようなことが原因となって移動したのかもしれません。
温度や病気・怪我の場合は命に関わるケースもありますし、不安や物音が気になって眠れないという場合にはストレスが溜まってしまいます。
「いつもと違う」というのは飼い主さんしか気づくことができません。もしも愛犬がいつもとは違う場所で過ごしていることに気づいたら、温度や音など環境を見直してみてくださいね。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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