犬を飼うために必要な心構えとは|飼い主になる前に知っておくべきこと
犬との生活は、愛くるしい仕草に癒されたり、おかしな行動に笑えたり、楽しいことが多いですが、大変なことも多いですよね。毎日、食事を与え、散歩に連れて行き、身体のお手入れも欠かせません。高齢になれば介護が必要になる可能性もあります。今回は、犬を飼う前に知っておいてほしいことをまとめてご紹介します。
犬との生活は楽しい
犬を飼うということは、新しい家族が一人増えるということです。一緒にやりたい事や、連れて行きたいところなど、愛犬との生活にはどんな楽しいことが待っているでしょう。
癒される
愛犬を迎えて一番最初に感じることは、癒されるという気持ちではないでしょうか。言葉を話さなくても、グチを聞いてくれてたり、傍にいてくれるだけで心が軽くなり、ストレスも解消されていきます。
運動不足解消
犬を飼うと散歩が日課となり、一人で散歩するよりも楽しく運動できます。また、公園やドッグランなどでは一緒に走ったり、ボールを投げることで、運動不足の解消となります。
犬を通して人の繋がりが深まる
犬を飼うと、今日あったことや出来るようになったことを話していくうちに、自然と家族同士の会話が増えていきます。 お散歩仲間ができたり、SNSなどで犬の紹介をすることで新しい繋がりができ、いろいろな情報交換もできますね。
命の大切さを知る
長い楽しい時間を過ごしていくと、お別れをしなければならない時が必ずやってきます。犬の世話をすることで、愛情が湧くだけではなく、命の大切さも学ぶことができます。
犬を飼育するということ|かかる費用
犬を迎えるにあたっては、お金がかかります。初期費用はいくらくらいかかるのか、毎月かかる費用の他にどのくらいかかるかを事前に把握しておきましょう。
飼いはじめにかかる費用
飼いはじめにかかる費用にはどのようなものがあるのでしょう?
- ドッグフード、おやつなど
- 飼育用品
- 動物病院での健康診断・予防接種
- 狂犬病予防注射・登録
愛犬の日用品は初めに揃えてしまえば、壊れない限り使い続けられるものです。
定期的にかかる費用
毎月かかる費用
- ドッグフード、おやつ
- ペットシーツなどの消耗品
- トリミング代
毎年かかる費用
- 健康診断
- 予防接種
- フィラリア、ノミ、ダニの予防薬
この他には、ペット保険に加入したり、しつけ教室に通ったりした場合、別途費用がかかります。
犬を飼う前に必要な準備
犬を飼うためには、犬の生活環境を整えることから始まります。環境の変化で体調を崩してしまうこともありますので、犬が落ち着いて新しい環境に慣れてくれるよう準備をしましょう。ここでは、犬を飼うために必要な飼育用品やグッズをご紹介します。
首輪、リード
散歩をする時には首輪とリードが必要です。子犬や高齢犬には、首輪のかわりに首に負担のかからないハーネスを使用してあげてもいいですね。リードは飼い主が持ちやすいものを選ぶといいでしょう。
食器、水飲み
食器は噛んでも壊れにくく、ある程度の重さもありひっくり返しにくいステンレス製のものがおすすめです。水を飲むときは食器や給水ボトルを使います。それぞれに特徴がありますので、用途に合わせて使い分けてあげましょう。
食器
メリット:食器の大きさを変えることで、小型犬でも大型犬でも水が飲みやすい
デメリット:足もとに置くのでホコリやゴミが入りやすいため、こまめな水替えが必要。
給水ボトル
メリット:飲み口から飲みたい分だけ出てくるので衛生的
デメリット:少しずつしか出てこないので、体の大きい犬や散歩や運動後にたくさん水を飲みたい時には適さない。
サークル、ケージ
犬を飼うと新しい環境に慣れるために落ち着いて過ごせる場所が必要です。新しい場所に来ることで興奮状態になってしまったり、体調を崩してしまうこともありますので、サークルやケージを用意し、少しずつ新しい環境に慣らしてあげるようにしましょう。
トイレ、消臭
室内犬を飼う場合、トイレはサークルの中に置くことが多いです。ペットシーツやトイレトレーにはサイズがありますので、サークルの大きさやトイレを置く場所に合わせて選んであげましょう。
犬を飼うためには覚悟と責任が伴う
犬はかわいいだけでは飼うことはできません。犬を飼うことでこれまでやっていたことが出来なくなってしまったり、思わぬ出費が発生してしまうこともあります。犬を飼うためには覚悟が必要です。途中で投げ出さないためにも、飼う前にしっかりと確認しておきましょう。
お金がかかる
犬を飼うためにはお金がかかります。飼育用品の他に病院代やトリミング代など、経済的な負担が増えます。生活していく上でどのくらいの費用がかかるのか事前に確認しておきましょう。
しつけは根気が必要
犬のしつけは簡単にはできません。毎日の繰り返しで少しずつ覚えていきますので、しつけには時間がかかります。お互いの信頼関係をしっかり築いて、しつけていくことが大切です。
長期で家を留守にすることができない
犬を飼うことで、長期の旅行や出張などに行くとき、犬だけを家に残していくことはできません。犬の世話は毎日必要ですので、代わりに世話をしてくれる人を見つけておかなくてはなりません。最近ではペットホテルも増え、預けやすくなりましたが、ペットホテル代が高額になってしまう可能性があります。
最後まで責任を持つ
犬の寿命は10〜15年と言われています。その間にも、生活環境の変化があると思います。犬を飼ったら最期のときまで傍にいてあげることができるのかをしっかり家族で話し合いましょう。
犬との暮らしはかけがえのないもの
犬を飼うとこれまでの生活と全く違う生活になります。大変なこともありますが、楽しいことや嬉しいことの方が多いはずです。犬を飼うことは命を預かることです。最後まで責任をもって犬を飼うという覚悟ができたら、ぜひお迎えしてあげてくださいね。
(参考文献)公益財団法人 日本動物愛護協会
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この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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