犬の幸せを考えよう!愛犬のサインでわかる幸せ度について
みなさんは「愛犬と話ができたらいいな」と思ったことありませんか? 愛犬を大切にしている飼い主さんほど、このコはいま幸せなのか、もっとしてあげられることってないのか…と、気になっているのではないでしょうか?今回は、「愛犬の幸せ」について一緒に考えてみましょう。
愛犬は幸せのサインを出している?!
言葉を話さない愛犬の気持ちを知るには、愛犬が発するサインを見逃さずに受け取ることが大切です。 例えば、犬が気持ちを落ち着かせようとしている時のサインは「カーミング・シグナル」と呼ばれ、いまや世界中で犬の気持ちを知るサインとして広まっています。 それと同じように、犬が幸せな気持ちの時に発するサインもたくさんあるので、その一部をご紹介します。
愛犬が嬉しい時・幸せな時のサイン
- 顔や口の周りをなめる
飼い主さんの顔をペロペロなめるコもよくいますよね。これも愛情表現の一つと言われています。オオカミの名残で、自分よりも上位者(アルファオオカミ)への信愛の気持ちを伝える習性でもあり、また、母犬から食べ物をもらうときに口元を舐める習性があったことから、自分の上位者や保護者に対して愛情を伝えたいときのコミュニケーション方法だと言えます。
- おなかを見せる
コテンと仰向けになるのは、降参のポーズとよく言います。その状態で、なでなで待ちをしているようなら、それは飼い主さんを信頼して可愛がって欲しいと思っているサインです。
- お尻をくっつけてくる
愛犬が飼い主さんにお尻をくっつけてくるようなら、それは信頼されている証です。犬は信用できない人には背中を見せません。飼い主さんに背中をあずけるというのは、安心して弱点を任せられると思っているということです。
- 足の下に伏せる
これも飼い主さんを信頼している証拠です。好きな人のそばにいたいという気持ち、また、飼い主さんを守りたいという気持ちのあらわれと言えます。
いくつかある幸せのサイン、皆さんの愛犬にも当てはまるものはありましたか?
当てはまる項目が多いほど、あなたは愛犬に愛されているということです。逆に、1つも当てはまらないという方は、愛犬との関係を築きなおす必要があるかもしれません。しかし、犬種やそのコによっても愛情表現の方法は異なるので、気にしすぎは良くないでしょう。
愛犬と見つめあうと増加する「幸せホルモン」について
「幸せホルモン」という言葉を聞いたことがありますか?
幸せホルモンとは、私たちが幸せを感じた時に分泌されるホルモンで「オキシトシン」と呼ばれる物質がそれにあたります。人間の赤ちゃんがお母さんにふれられた時に分泌されたり、逆に赤ちゃんとふれ合ったお母さんにも幸せホルモンが増加することがわかっています。
愛犬とのアイコンタクトで幸せホルモンが増加
自宅でくつろいでいる時や、お散歩している時などに、ふと隣にいる愛犬と目が合うことってありませんか?
愛犬と目が合うと、自然と笑みがこぼれて幸せな気持ちになりますよね。その幸せな気持ちは、飼い主さんの一方的な気持ちではなく、飼い主さんと触れ合ったり目が合ったりしている時には、愛犬も同じように幸せな気持ちになっていることが近年の研究で分かってきました。
愛犬と飼い主さんとの関係は親子の関係に近い
麻布大学の研究によると、愛犬と飼い主さんが見つめあったり触れ合った時に、両者の幸せホルモン「オキシトシン」の量が増加するということが証明されました。
以前から、人間の赤ちゃんとママが触れ合うことでこのオキシトシンが増加することがわかっていましたが、今回の研究で、愛犬と飼い主さんの間にも同じようなことが起きるということが証明されました。つまり、愛犬と飼い主さんは、まさに親子のような関係性だと自信を持って言えるようになったのです。
愛犬をもっと幸せにする方法について
私たちに幸せを分け与えてくれる愛犬。では彼らをもっと幸せにするにはどうすればよいのでしょうか。
それは、「愛犬をよりよく知る」ことでしょう。
あなたの愛犬は何をしたら喜びますか?大好きなオヤツは?どんな風に声をかけると笑っていますか?連れて行くと喜ぶ場所は?普段の生活でも愛犬の表情やしぐさを今以上によく観察して、幸せスイッチを探してみましょう。そうすることで愛犬とのアイコンタクトの回数も増え、幸せホルモンも増加して、お互いがより一層幸せを感じられる好循環が生まれるはずです。
愛犬の幸せは、飼い主さんの幸せでもある!
「愛犬の幸せってなに?」という質問に対する正解はありません。というよりも、正解は飼い主さんと愛犬の数だけあると言った方がいいかもしれません。
しかし、これだけは言えます。「愛犬が幸せなら、私たち飼い主も幸せ」この一言に尽きますよね。愛犬の幸せサインをできるだけ増やせるよう、日々の生活の中でもっともっと愛犬とふれあい、見つめあいましょう。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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