犬におむつが必要なのはどんな時?効果的な使い方と注意点をチェック
犬がおむつをするのが一般的になってきたのは、実はごく最近のことです。犬たちの寿命が延び、飼い主さんたち家族と一緒にいる時間が多くなったためと言われています。しかし、どういう場面でおむつをしたほうがいいのか、老犬はいつからおむつを着けはじめるのがよいのかなど、分からないこともありますよね。
今回の記事で、おむつが必要な場合や上手な使い方をチェックしていきましょう。
どんな時におむつが必要なの?
犬におむつって必要なもの?そう思われている飼い主さんは多いものです。
実際、おむつはどのようなときに使用するのが良いのでしょうか?代表的な使用シーンをピックアップしていきます。
女の子のヒート(生理)の時
女の子の生理、ヒートで出血が多いときに利用する方も多くいらっしゃいます。
ヒートの匂いは、敏感な犬たちはすぐに感じ取るので、お散歩中に雄犬を興奮させてしまい、トラブルになることもあります。
おむつをしていることで他の飼い主さんの配慮にもなるので使用を検討してみると良いでしょう。
介護でのトイレのケア
シニア犬の介護シーンは、最もおむつの利用シーンが高いです。寝たきりになったり足腰が弱まると、トイレに行けない、トイレまで間に合わないことがあります。
毎回処理すればよいとの意見もありますが、犬の体の汚れを最小限にし清潔に保つためにも、排せつのケアは必要です。また、飼い主さんの負担やストレスの軽減にも役立ちます。
犬用おむつの選び方と効果的な使い方
介護、看病での使用は、おしりが包まれるタイプのパンツスタイルのおむつの使用がおすすめです。
介護が必要なタイミングがきたらトイレの時間や回数を記録し、頻度やパターンを把握すると交換の目安や健康管理がしやすくなります。
おむつの選び方
体形によってサイズが変わるので、まずはサイズを確認しましょう。
メーカーによっては1〜5枚ほどの少量パックをサンプルとして販売しています。パッケージに対象犬種や体重が記載されていますが、特にシニア犬や闘病中の子は、思ったより腰回りや下半身が細いことがあります。体格によっても異なるので、初めての場合はサンプルがおすすめです。
商品によっては、長時間用など介護に特化したものもあります。お留守番をさせる際などに便利で選ばれることがありますが、実際のところはあまりおすすめではありません。
留守番中におむつを食いちぎって吸収ポリマーを食べてしまう事故も発生することがあります。愛犬の行動に「絶対大丈夫」はないので、健康な犬の場合は目の届くときにこまめに交換しながら使用しましょう。
おむつの交換頻度
おむつの交換には、各メーカーのおむつに付いている「取り換えお知らせマーク」が便利です。色が変わったり柄が浮かび上がったりして、取り換えのタイミングを教えてくれます。
基本は1度排せつしたらすぐに取り換えます。しかし、介護用、長時間用などの特徴的な商品は、吸収剤が高機能なこともあるのでその限りではありません。
愛犬の衛生維持も大切なポイントです。長毛の子はおむつに当たる部分の毛はカットし、使い捨てのボディタオルなどで拭いてあげると清潔に保てます。
おむつは必ず必要なわけではない
おむつは、介護などで犬と人のストレスを軽減し、清潔さを保てる使い勝手の良いサニタリーアイテムです。
しかし、犬の性格やライフステージによっては必ずしも必要なものではありません。
おむつは愛犬のために
子犬がトイレを覚えられないからずっとおむつを着用させる、長時間の移動で我慢させるためにおむつを着用する、というのは好ましい使用方法ではありません。しつけを辛抱強く行うことで、犬の社会性を伸ばすことができます。
また、旅行などではトイレを我慢させるのではなく、こまめに休憩を取りながら移動させるほうがストレス軽減につながります。
犬がどのようなことを望んでいるか、どのような生活が望ましいのかをよく考えて使用を検討するようにしましょう。
犬用おむつを上手に活用して快適ライフを
犬用のおむつは介護や療養、ヒートの女の子が快適に過ごせるヒントになるアイテムです。
「おむつはまだ早いかな」「使ったら本当に快適になるのかな」そう悩まれている飼い主さんは、愛犬の状態をよく観察しながらチャレンジしてみましょう。
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この記事のライター
choco
シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!
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