コーギーをお迎えしたい方は必見!知っておきたい特徴や性格、運動量など
短足胴長の体型とプリプリのお尻がキュートなコーギーは、日本でも高い人気があります。今回は、2種類いるウェルシュコーギーカーディガンとウェルシュコーギーペンブロークの歴史や特徴、性格、育て方などコーギーを迎える上で必要な情報を紹介していきます。
コーギーの歴史
ウェルシュコーギーには、実は2種類の犬種があります。日本でポピュラーな方がペンブローク、古い歴史を持つカーディガンの2つです。今回は、簡単にこの2犬種の歴史と特徴について紹介していきます。
2種類のコーギーは別々の歴史を辿った
ペンブロークもカーディガンもどちらも同じイギリス・ウェールズ州で誕生しましたが、誕生した背景は異なっています。
ウェルシュコーギーカーディガンは、紀元前1200年頃に中央アジアのケルト人によってイギリスに渡ってきた犬とされており、牧畜犬として活躍していたことが記録に残っています。とても古い歴史を持ちながら、世間に知られるようになったのは1925年頃です。
一方、ウェルシュコーギーペンブロークは、1107年頃にヘンリー1世が招いたチャネル諸島の職人によってウェールズ州に連れて来られた短足胴長のスウェーデンの犬とされています。
ペンブロークの初期は、牛追いをしていた牧畜犬でしたが、ヘンリー2世がペットとして飼い、王室で愛された頃から改良が進んで現在のペンブロークに近い形になりました。
コーギー|身体(からだ)の特徴
コーギーの標準的な体型や被毛タイプを知ることで、体型管理や日頃のお手入れの仕方など気をつけるポイントが分かります。
換毛期には抜け毛がたっぷり
カーディガンは、どんな毛色でも認められていますが、ボディや頭部にホワイトが多いことは好ましくないとされています。一方、ペンブロークはレッド、セーブル、フォーン、ブラッグ&タンのみになります。
被毛のタイプは、短毛のダブルコートです。オーバーコートとアンダーコートの二重構造になっており、アンダーコートが換毛期になるとごっそりと抜けるため、抜け毛が多い犬種です。
春と秋にある換毛期には毎日のブラッシングが必要ですが、それ以外の時期は週2~3回程度で大丈夫です。
筋肉質で逞しい体つき
カーディガンは体高30cm、体重13.5~17kg、ペンブロークは体高約25~30cm、体重はオス10~12kg、メス9~11kgとされています。どちらも筋肉質で、逞しい体つきをしており、機敏で活発です。
コーギーの性格
コーギーは自分よりも大きな牛追いをしていた牧畜犬だったため、とても活発で好奇心旺盛です。明るく陽気で、賢く人と作業することを好みます。どちらも攻撃性はなく、シャイな性格ではありません。
カーディガンは落ち着きがあり、ペンブロークはすばしっこさが優れている部分が違うと言えます。
コーギーを迎えるなら|準備しておきたい環境と必要な運動量って?
コーギーは、中型犬に分類されますがマンションなどでも飼いやすい犬種です。ここでは、コーギーの育てるに辺り大切な環境面や運動量などについて紹介します。
運動|とっても運動量が多い犬種です
コーギーは、かなりの運動量を必要とします。運動不足になると、ストレスによって攻撃的になったり無駄吠えが増えるなどの問題行動が見られることがあります。
室内で暮らしているだけでは、運動不足になるため散歩は1日2回、1回につき30分~60分を目安に行いましょう。ただ人間のペースで歩いているだけでは、体力を発散させることはできないため、早歩きやダッシュを取り入れるなどしましょう。
また、休日は一緒にアジリティやフライングディスクなどドッグスポーツを楽しむなどコミュニケーションを取りながら運動を楽しみましょう。
環境|椎間板ヘルニアに気を付けて
コーギーは、寒さよりも暑さが苦手で、特に日本の高温多湿の夏場は熱中症になる危険性もあるため、温度調節がしっかりとできる室内飼いが好ましいです。
短足胴長のコーギーは、気をつけたい病気に椎間板ヘルニアがあげられます。
床が滑りやすいと関節などへダメージを与えるため、活発なコーギーが走り回っても大丈夫なよう床にクッションマットやカーペットを敷きましょう。また、ベッドやソファーへの昇り降りなども腰へ負担になるため、スロープやステップを付けるなど生活のなかで予防できる環境をつくりましょう。
コーギーと過ごす幸せな時間
コーギーは、飼い主に従順で明るく陽気な性格の持ち主で、毎日癒やしを与えてくれるよき家族の一員になってくれます。子犬の頃からしっかりとしつけをすれば、無駄吠えも少なく小さな子どもやお年寄り、他の犬とも仲良く暮らすことができます。
性格もよく、頭もいいコーギーですが、運動不足などのストレスが溜まると不健康なだけでなく、問題行動に発展しかねません。毎日一緒に体を動かしコミュニケーションをしっかりとって、ストレスフリーな生活が送れるようにしてあげましょう。
この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。
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