うちの子記念日は、犬に限らずペットがおうちに来た日を記念する日。家族の一員となった大切な日を、誕生日と同様にお祝いする日です。そんなうちの子記念日を普及していこうと「うちの子記念日普及協会」も設立されています。 

 「うちの子記念日普及協会」は、2018年に設立された協会です。不幸な犬猫たちを増やさないために、うちの子記念日というイベントの普及を促進し、飼い主一人一人がペットを家族に迎えた日の喜びをいつまでも忘れずに、最後まで一緒に幸せに暮らして欲しいという願いを込めて作られました。 

 うちの子記念日は、英語では、Adoptaversary（アダプタバーサリー）やGotcha day（ガッチャデイ）と呼びます。シェルターからペットを迎えることが日常となっているアメリカでは、縁組みすることをadoptと呼ぶことから、アダプトとアニバーサリーを組み合わせた縁組記念日の意味でアダプタバーサリー。また、Gotchaは「I got you」のスラングで、「君を捕まえた！」といった意味合いを持つ言葉です。 

 保護犬を迎え入れると、大体の年齢は分かりますが、そのコの生まれた日までは分からないことが大半。もし誕生日が分からないのであれば、うちの子を家に迎えた日を記念してお祝いをしてみませんか？お祝いのスタイルはどんな形でもOK。この日だけは、家族全員で一緒に過ごしてあげるのもいいですね。 

 うちの子記念日を通して、より家族の絆を深めてほしいと「うちの子記念日普及協会」では、ケーキやおやつでお祝い、特別な手作りご飯でお祝い、新しいおもちゃをプレゼント、家族みんなで旅行する、ペットマッサージで癒してあげるなど10種類の祝い方を紹介しています。どんな祝い方でも、愛犬の喜ぶ顔が見えることが大切です。犬に「記念日」という概念がなくても、飼い主の「あなたが大切だよ」という心が伝わることが何よりもプレゼントかもしれません。 

 1年に1回のうちの子記念日、何をすればいいのかわからない、そう思う方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが犬用ケーキのプレゼント。特別な日に、誕生日と同じようにケーキでぜひお祝いしてみてください。ここでは、ネット通販で購入できる犬用ケーキをご紹介します。

どのケーキも、人間用と見紛うばかりのデコレーションが施された素敵なケーキばかり。愛犬の好みに合ったケーキを見つけてくださいね。

 無添加にこだわり手間のかかる生乳100%ヨーグルトでデコレーションされたケーキは、乳酸菌もたっぷり。犬用ケーキでは珍しい女性の帽子に見立てたフランス発祥のシャルロットケーキには、ババロアの代わりにヨーグルトをたっぷり詰めてあります。ボーンクッキーのメッセージサービスが付いています。 

 AndyCafeは東京にある人気のドッグカフェ。お店でスタッフが手作りしたケーキを冷凍で送ってもらえます。ケーキに使用されているクリームチーズは自家製で、牛乳、生クリーム、ヨーグルト、レモン汁を使用しています。ホイップは豆乳、卵と米粉を使用したケーキで、星型とハート型が選べます。ネームプレートは米粉のクッキーで、ホウレンソウ、紫芋、かぼちゃ、トマトで色付けしてあります。 

 土台にサツマイモを使用したアレルギーフリーのケーキ。デコレーションのクマやリボンはかぼちゃとキャロブパウダーを使用しています。直径12cmと小さめですが、小型犬には食べ応え十分なサイズです。 

 どこから迎えても、どの家庭にもあるうちの子記念日は、うちの子が家族の一員となった大切な日。たとえ推定の年齢でも誕生日パーティと同じように、特別なお祝いをしてみませんか？この記事では、ケーキをご紹介しましたが、どんな形でも心がこもっていれば大切な思い出の1ページとなるはずです。犬は、動物だけれど感情豊かな生き物。あの日、不安そうな顔だったうちの子が、今では誰よりも大きな顔してる！そんな話もたくさん耳にします。うちの子の成長を記録する意味も込めて、ぜひ「うちの子記念日」をお祝いしてあげてくださいね。