イタリアン・コルソ・ドッグ(カネコルソ)を飼ってみたい方必見!性格や特徴を解説
イタリアン・コルソ・ドッグという犬種を聞いたことがありますか?がっしりとした身体つきで凛々しい立ち姿のこの犬は、日本では珍しい犬種であり、日常生活の中で遭遇することはまずないと考えられます。ここでは、イタリアン・コルソ・ドッグの歴史や特徴についてご紹介します。
目次
イタリアン・コルソ・ドッグ(カネコルソ)の歴史
日本ではあまり知られていないイタリアン・コルソ・ドッグ。どのような歴史があるのでしょうか。
原産国はイタリア
イタリアン・コルソ・ドッグの原産国はイタリアで、直接の祖先は古代ローマのモロシア犬ということが判っています。以前はイタリア全土に存在していましたが、現在は南イタリアのアプリア地方とその隣接地区で普及しています。イタリアン・コルソ・ドッグの名前は、農家の保護や守護する者を意味するラテン語である「cohors(コールス)」から由来しています。かつては護衛犬や、闘犬としての役割を担っていました。
カネコルソが海外では一般的
JKC(ジャパンケネルクラブ)ではイタリアン・コルソ・ドッグの名で登録されているこの犬種ですが、海外では「カネコルソ」の呼び名が一般的なようです。2009年にはUKC(ユナイテッドケネルクラブ)に「カネコルソ・イタリアーノ」、2010年にはAKC(アメリカンケネルクラブ)に「カネコルソ」として公認されています。
イタリアン・コルソ・ドッグ(カネコルソ)の性格
勇猛果敢な性格で、知的で賢く、刺激に対して素早く反応します。家族に対しては優しく愛情深いですが、見知らぬ人には強い警戒心を抱きます。理由なしに相手を攻撃するような性格ではありません。
しつけは子犬のときから
知能が高いため、飼い主には強いリーダーシップが必要です。何かあった際に、初心者にイタリアン・コルソ・ドッグを制御することは難しいでしょう。また、がっしりとした体格で強靭な筋力をもつため、女性では力で負けてしまうかもしれません。闘犬としても活躍していた犬種なので顎の力も強く、咬傷事故には特に注意しなければなりません。
幼少期からしっかりとしつけの訓練をし、信頼関係を築くことが大切です。
イタリアン・コルソ・ドッグ(カネコルソ)の特徴
イタリアン・コルソ・ドッグの外見的な特徴をご紹介します。
毛質や毛色は?
毛質は艶のあるスムースコートで、お手入れはラバーブラシや獣毛ブラシを使用し皮膚をマッサージするようブラッシングします。
カラーはジャパン・ケネル・クラブ(JKC)に於いてはブラック、リード・グレー(鉛色)、ストレート・グレー、明るいグレー、明るいフォーン、ダークフォーン、スタッグ・レッド、ブリンドルが認められています。中でもブラックは人気が高く、イタリアン・コルソ・ドッグでは最も多く見られます。
体重や体高は?
中型から大型に属する犬種です。特徴的な引き締まった強靭な筋肉をもち、足は太く長く、全体的にがっしりとした身体つきです。
オスの体高は64~68cm、体重は45~50kgで、メスの体高は60~64cm、体重は40~45kgです。
耳は垂れ、長い尻尾をもちますが、断耳してピンと立たせたり、短く断尾することがあります。
イタリアン・コルソ・ドッグ(カネコルソ)はブリーダーから
イタリアン・コルソ・ドッグは身体が大きく力が強いため、十分しつけをする必要があります。知能も高く、管理が行き届かないと事故にも繋がりかねないので、上級者向きの犬と言えるでしょう。日本では珍しく数の少ない犬種なので、飼育するにはブリーダーから入手することにはなりますが、まずはイタリアン・コルソ・ドッグの特徴や管理方法を十分に勉強してから、本当に責任を持って生涯飼いきれるか検討するようにしましょう。
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この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。