banner

banner

愛犬家の注目を浴びてる犬種オーストラリアン・ラブラドゥードルを解説!歴史や性格、特徴まで

お気に入りに追加

プードルの毛質とラブラドールの気質を受け継いでいるオーストラリアン・ラブラドゥードル(通称AL)は、たくさんの愛犬家の注目を浴びている犬種です。デザイナードッグを先駆したオーストラリアン・ブラドゥードルは世界中で高い人気を誇り、最近では日本で見かけることも増えてきました。ここでは、愛らしい見た目と温厚な性格が魅力的な「オーストラリアン・ラブラドゥードル」の歴史や性格・特徴を解説していきます。

愛犬家の注目を浴びてる犬種オーストラリアン・ラブラドゥードルを解説!歴史や性格、特徴まで
話題/ 犬用ベッド徹底比較 犬用ベッドなんでも良いって思ってない?愛犬の寿命にもつながるベッドの選び方教えます。

目次

  1. オーストラリアン・ラブラドゥードルは新しい犬種
  2. オーストラリアン・ラブラドゥードルは優しく賢い
  3. オーストラリアン・ラブラドゥードルの特徴は3種
  4. オーストラリアン・ラブラドゥードルは比較的新しい犬種

オーストラリアン・ラブラドゥードルは新しい犬種

オーストラリアン・ラブラドゥードル
Muffet

FCI(国際畜犬連盟)には現在、約350犬種が公認されていますが、オーストラリアン・ラブラドゥードルは、まだFCIの公認を受けていません。これには複数の理由があると言われていますが、その一つには“犬種としての歴史が浅いから”という点が挙げられているようです。

盲導犬として活躍を期待されたことがきっかけ

オーストラリアン・ラブラドゥードルは、1970年代に犬アレルギーを持つハワイ出身の女性が盲導犬を要求したのがきっかけとなり、動物アレルギーを持つ方々の介助犬となることを望まれ、オーストラリアの盲導犬協会で交配が開始されました。このとき、抜け毛が少なくアレルギーを起こしにくい「スタンダードプードル」と、盲導犬に向いた気質を持つ「ラブラドール・レトリバー」を主体に掛け合わせて、アレルギーフレンドリーな盲導犬を生み出そうとしたと言われています。

そして実際に誕生した3頭の子犬のうちの1頭が、依頼主にアレルギー反応がみられないことから、盲導犬として訓練され、依頼主に引き渡されたとされています。しかしながら、オーストラリア盲導犬協会では、交配数が少なかったため、現在の「AL」に見られるような抜け毛の少ないアレルギーフレンドリーな犬種へ発展させるまでには至りませんでした。

現在は家庭犬として人気

その後、一部の愛好家たちによって更なる犬種改良が進められ、プードルとラブラドールを主体に4犬種を交配させた結果、2004年にオーストラリアン・ラブラドゥードル協会によって正式に認定され、現在のオーストラリアン・ラブラドゥードルが誕生しました。

そして、オーストラリアン・ラブラドゥードルは、抜け毛の少なくアレルギーフレンドリーな犬種として家庭犬として注目を浴び、愛らしい特徴や気質を持つ犬種として人気を集めていきました。

オーストラリアン・ラブラドゥードルは優しく賢い

オーストラリアン・ラブラドゥードル
litthouse

オーストラリアン・ラブラドードゥルの独特な特徴や姿は人目を引きますが、最大の魅力はその性格と言えます。

社交的で温厚な性格

オーストラリアン・ラブラドゥードルは社交的で温厚な性格をしています。飼い主や家族の精神状態を察することができることを目標に繁殖が続けられており、些細な変化も感じ取ることができる犬種と言われています。

物覚えのよさを活かしてしつけよう

オーストラリアン・ラブラドゥードルは、プードルとラブラドールの高い知能を受け継いでおり、非常に高い訓練性を備えています。

家庭犬の基本的なしつけや訓練はもちろん、スポーツドッグとしても活躍することが期待されます。さらに、日本ではセラピー犬としても大活躍しており、老人ホームなどで見かけることもあるかもしれません。ただし、頭が良いからこそ、しっかりとしたしつけが必要になってくることを忘れないでください。

オーストラリアン・ラブラドゥードルの特徴は3種

オーストラリアン・ラブラドゥードル
Kinchan1

オーストラリアン・ラブラドゥードルの大きさは、3パターンありますが、いずれも筋骨がたくましく、優雅な印象を与える身体付きをしています。骨は太すぎず、細すぎないので、存在感が十分にありますが、耳は大きく丸まっており、全体として可愛らしい姿をしています。

オーストラリアン・ラブラドゥードル協会が定める犬種の標準サイズは下記の通りです。

●ミニチュア

・体高:35-42cm

・体重:7-13kg

●ミディアム

・体高:43-52cm

・体重:13-20kg

●スタンダード

・体高:53-63cm

・体重:23-30kg

毛色

オーストラリアン・ラブラドゥードルの毛色は、実に豊富です。「チョーク」と呼ばれる白系から、クリーム・ゴールド・キャラメル・ブラックなどの単色、様々な模様が組み合わさったコなどがいて、同じ犬種でも見た目が全く異なります。

毛質

オーストラリアン・ラブラドゥードルの最大の特徴は長い毛質であり、ふわふわとした姿はプードルに似ています。しかし、オーストラリアン・ラブラドゥードルはプードルよりも毛質が豊富で、一味違う印象を与えます。

オーストラリアン・ラブラドゥードルの毛には緩やかなウェーブのあるフリースコート、子羊のような柔らかいウールコート、アレルギーフレンドリーではないヘアーコートがあります。毛の長さはおおよそ10~15cm程度で、ウェーブがかった毛質をしています。

オーストラリアン・ラブラドゥードルは比較的新しい犬種

オーストラリアン・ラブラドゥードル
Kinchan1

オーストラリアン・ラブラドゥードルは、犬種の歴史の中では比較的新しい犬種で、日本では繁殖しているブリーダーさんはまだまだ少ない犬種ですが、これから様々な場面で見かけることが増え、活躍が期待される犬種です。愛好家も多い犬種ですので、自宅に迎え入れることがきっかけで新たなネットワークが広がることもあるかもしれません。社交的で愛嬌たっぷりな性格の傾向を持つオーストラリアン・ラブラドゥードル。ぜひとも自宅に迎える場合には、愛情たっぷりに育ててあげてくださいね。

愛犬の寿命に繋がる!?犬用ベッド徹底比較 2024年最新版 床ずれの防止、腰の負担予防など愛犬の健康のために考え抜かれた犬用ベッドを徹底比較!
nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

あわせて読みたい

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

ミックス犬に関する記事

ミックス犬【チワプー】の基本情報!オンリーワンの見た目と個性とは

犬の生態/気持ち

ミックス犬【チワプー】の基本情報!オンリーワンの見た目と個性とは

チワワとトイプードルは小型犬の中でも毎年犬種登録数が多く、その見た目の可愛らしさで人気のある代...

2022年12月14日

ダップーの被毛ケアのコツは?お家ケアの方法や抜け毛対策もご紹介!

犬の生態/気持ち

ダップーの被毛ケアのコツは?お家ケアの方法や抜け毛対策もご紹介!

ミニチュアダックスフンドとトイプードルを両親犬とする人気のミックス犬・通称「ダップー」。個性的...

2022年12月9日

ミックス犬のキャバプーの被毛は、家庭でのお手入れとトリミングサロンを上手に使って綺麗な状態を心がけよう!

飼い方/育て方

ミックス犬のキャバプーの被毛は、家庭でのお手入れとトリミングサロンを上手に使って綺麗な状態を心がけよう!

キャバプーは、キャバリアキングチャールズスパニエル(以下キャバリア)とトイプードルを掛け合わせ...

2022年12月3日

チワプーの平均寿命はどのくらいなの?かかりやすい病気や運動量について解説

犬の生態/気持ち

チワプーの平均寿命はどのくらいなの?かかりやすい病気や運動量について解説

チワプーは、チワワとトイプードルを両親に持ち、愛らしい外見だけでなく育てやすい性格を持ったミッ...

2022年12月2日

キャバリア×トイプードルのミックス犬「キャバプー」って?性格や飼育方法などの基本情報まとめ!

飼い方/育て方

キャバリア×トイプードルのミックス犬「キャバプー」って?性格や飼育方法などの基本情報まとめ!

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとトイ・プードルを両親に持つ、キャバプー。両親の温和...

2024年1月26日

もっと見る

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード