ふわふわのビションフリーゼに服を着せる必要はない?服選びのポイントとおすすめ商品をご紹介
ふわふわのわたあめのようなヘアスタイルが特徴的なビションフリーゼ。そんな彼らのふわふわな毛を見て、「自前の毛が豊富だから服を着せる必要はないのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、実はさまざまな理由からビションフリーゼに服を着せることは有益といえます。
今回は、ビションフリーゼに服の必要性はあるのかについて、また上手な服の選び方ポイントと、おすすめの犬服商品を紹介していきます。
ビションフリーゼに服は必要?
もこもこの毛で覆われているビションフリーゼに服は必要なのでしょうか?ここでは、メリットとデメリットに分けて、服の必要性について解説していきます。
ビションフリーゼに服を着せるメリット
ビションフリーゼに服を着せるメリットは大きく分けて3つです。
- 寒さ対策
- 汚れ防止
- 病気やけが防止
【1】寒さ対策
ビションフリーゼは上毛と下毛のダブルコートで毛量が多いため、暑がりな子が多い傾向にありますが、暑がりだからと言って冬の寒さに強いわけではないので、防寒対策も必要です。
また、室内飼いが基本の犬種は、常に調節された快適な温度下で過ごしているので、体温調節が苦手な傾向にもあります。
暖房のきいた室内で服を着せる必要はないですが、お散歩などの外出時には防寒のために洋服を着せてあげた方が、寒暖差によるストレスを減らすことができるでしょう。
【2】汚れ防止
ビションフリーゼの真っ白な被毛は、一度散歩に行っただけでも黒ずんでしまうほど、汚れがつきやすく目立ちやすくなっています。
汚れがつくたびに汚れた部分を洗って乾かすのは、飼い主の負担が大きいのはもちろん、皮膚の乾燥や被毛へのダメージなど愛犬にも負担がかかります。
そのため、汚れを最小限にすることを目的として服を着せる飼い主さんが多いです。
【3】病気やけが防止
洋服を着せることで、散歩中のけがや病気の予防にも繋がります。草むらや木の枝など思わぬところで皮膚を傷つけてしまったり、虫や植物などの影響でアレルギーがおき、皮膚トラブルを起こしてしまう可能性があります。
特に、被毛を短く刈り上げている子は本来豊富な被毛で守られているはずの皮膚が無防備な状態ですので、注意しましょう。
また、強い紫外線による皮膚トラブルが起こることも考えられます。服を着せることで皮膚を外部からの刺激によるけがや病気、紫外線から守ることができるのです。
ビションフリーゼに服を着せるデメリット
ビションフリーゼに服を着せることは、さまざまなメリットがある反面、残念ながらデメリットもあります。デメリットを理解することで、デメリットをカバーする対策を立てる助けにもなりますから、しっかりチェックしていきましょう。
- 皮膚トラブルの原因に
- 毛玉ができる
【1】皮膚トラブルの原因に
洋服を着せることで通気性が妨げられ、皮膚トラブルの原因になったり悪化させてしまったりする可能性もあります。
ビションフリーゼは、もともと下毛が密生しているために皮膚が蒸れやすく、皮膚トラブルを発症しやすい犬種です。寒さ対策として冷暖房のきいた室内で服を着せる場合は、体温の上昇によって皮膚が蒸れてしまわないよう注意しましょう。
すでに皮膚トラブルを起こしていたり、再発する可能性がある場合は、服を着せても大丈夫かどうか獣医師に相談しながら着せると安心ですね。
【2】毛玉ができる
ビションフリーゼの特徴的な巻き毛は、もつれやすく毛玉ができやすい毛質であるため、服を着せると生地との摩擦によって毛がもつれてしまい毛玉の原因になります。
また、摩擦に加え、服の着脱時に起こる静電気によっても、もつれや被毛へのダメージを与えてしまうので注意が必要です。
そのため、服を1日中着せておくというよりは、お散歩やお出かけなど必要に応じて着脱するようにしましょう。また、服を着せたあとはブラッシングでもつれた部分をしっかりとほぐすことが大切です。
ビションフリーゼの服選びのポイント!
ビションフリーゼに最適な服を選ぶためのポイントを3つ紹介していきます。
- サイズ
- 機能性
- 素材
【1】サイズ
愛犬の体格にピッタリと合う服を着せることは、見栄えの良さだけでなく、窮屈だったり歩きにくかったりと愛犬への不快感を軽減できます。
メジャーを使って愛犬の首周り、胴回り、背丈を計測し、正確なサイズを確認することが大切です。同じサイズ表記でも、お店やブランドによって詳細なサイズが異なることも多いので、購入する際は必ず一枚ごとにサイズ表記をチェックしましょう。
伸縮性のないものなどは、胴回りが1?2cmほど大きめのサイズを選ぶと安心かもしれません。犬服は、返品できない場合が多いので、購入前にしっかりサイズを測っておきましょう。
【2】機能性
犬服には、UVカットや虫除け加工などの機能性のあるものもあります。また、暑さ対策として水に濡らすとひんやりとするタイプの物や接触冷感、保冷剤を入れられるポケット付きの物もあります。
防寒着として保温性のある服も販売されているので、季節ごとに着せる用途、体質などによって適した機能性のあるものを選んであげるといいかもしれません。
【3】素材
犬の服に使用される素材は、人間のものと同様にさまざまです。伸縮性のあるニット生地や、皮膚に優しいコットンなどの天然素材など豊富にあります。着せる用途やシーンによって素材にも注目しながら選んであげるといいでしょう。
また、ビションフリーゼのもこもこスタイルには対敵である静電気は、ポリエステルなどの合成繊維よりもシルクや綿など天然繊維の方が、起こりにくいと言われています。静電気が起きやすい冬場の洋服は静電気が起きやすいか否かについても注目してみましょう。
ビションフリーゼにおすすめの服
最後にビションフリーゼにおすすめしたい犬服を紹介していきます。
綿95%で伸縮性抜群!着脱も楽ちんで初めての洋服にもおすすめ
片足に施されたボーダープリントがおしゃれな伸縮性の高い綿を使用したよく伸びるロンパースです。
ストレッチ性が高く、体を締め付けないので動きやすく着心地もGOOD。全方位に伸びるので、着脱も楽ちんです。カラーバリエーションも豊富なので、色違いで複数持っていても良さそうですね。
- 商品名:snowdrop(スノードロップ)/袖ボーダーカバーオール
通気性・速乾性抜群!重ね着のインナーとしてもおすすめ
人気ドッグウェアブランド「マンダリンブラザーズ」が販売する伸縮性の高いインナーウェアです。高伸縮性生地を使っているので、アクティブに走り回る子でも快適に過ごせます。
ビションフリーゼは胴長体型の子も多く、胴囲があっても着丈が短いなどちょうどいいサイズがない場合もありますが、サイズ展開も豊富なので合うサイズが見つけられそうです。
- 商品名:MANDARINE BROTHERS(マンダリンブラザーズ)/SKIN TIGHT SUIT(スキンタイトスーツ)
ハーネスと一体型で負担が少ないおしゃれな防寒ウェア
チェック柄にワッペンがおしゃれなハーネス一体型防寒ウェアです。
洋服とハーネスが一体型なので、服を着せるだけで他に首輪やハーネスをつける必要がなく、手間やもつれる部分が少なくなります。
胸元にボタンなどがなく頭から被せて着せるタイプなので、引っ張りによって脱げてしまう心配もありません。ハーネス部分には調整可能なベルトがついており、細かなサイズ調節が可能です。
- 商品名:PUPPIA(パピア)/ハーネス一体型ロンドンチェック裏起毛パーカー
ビションフリーゼに服を着せるときはもつれに注意!
もこもこの被毛に覆われているビションフリーゼですが、汚れや寒さ対策などさまざまな理由から服を着せることは有効的といえますね。ただ、もともともつれやすい犬種なので、服を着せた後は、もつれた部分が毛玉にならないようしっかりとケアしてあげることが大切です。しっかりとケアをしつつ、愛犬にピッタリな服を着せてあげましょう。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!