大型犬のシベリアンハスキーは、オオカミのような凛々しい顔立ちが特徴的です。

透き通ったブルーの瞳をもっておりカラダも大きいので、少し怖いイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。 しかし、シベリアンハスキーは意外なことに番犬には向かない陽気でフレンドリーな性格の持ち主と言われています。

 好奇心が旺盛なため、イタズラが大好きです。 そのため、脱走癖や放浪癖がついてしまうこともあります。 執着心を持たない楽天的な性格のため帰巣本能が低いとも言われており、迷子になってもそこに快適さを感じると気にせず戻ってこないこともあるようです。 

 かっこいい外見から怖いイメージがありますが、陽気で攻撃性は低く、番犬には向かない性格をしています。 子どもや他の動物とも友好的に接することができ、群れで生活していたことから社交性に長けています。 甘えん坊な一面もあるため、外で飼うよりは人間と一緒に長くいられる室内飼いが好ましい傾向があります。 

 シベリアンハスキーは、しつけが入りにくく扱いづらいと言われることも多い犬種です。 楽天的で好奇心旺盛な性格ゆえに、しつけには時間がかかることがあります。 犬も飼い主もしつけでストレスを溜めないように、正しい接し方を理解していきましょう。 

 シベリアンハスキーは楽天的な性格の傾向が強く、叱られても懲りずに同じ行動を繰り返してしまうことがあります。 飼い主の方が先に音を上げてしまわないように、何度も同じイタズラをすると分かっているなら、その原因を取り除いたり、愛犬の思考になってイタズラしそうなものを片付けたりと叱らなくてもすむ環境をつくってあげるのも大切です。

また、好奇心旺盛で色んなものに目移りするシベリアンハスキーは、集中力に欠けるとも言われているため、長時間の訓練には向いていません。集中力が切れてしまったときには、叱らずに中断してあげるなど柔軟な態度で接してあげてください。

 当たり前のことのように思えますが、愛情をたっぷりかけて育てることはとても重要です。 根気強く接することができるのも愛情があってこそです。

孤独さを感じたり、お家の居心地が悪いと自由を求めて脱走してしまったり、無駄吠えなどの行動に繋がりかねません。 ずっとここにいたい！と犬が感じられるような、快適な環境づくりと毎日のコミュニケーションの時間をたっぷりとって愛情深く接してあげましょう。

 シベリアンハスキーは、犬ぞりとして長距離を長時間走っていたルーツから、スタミナが非常にあり運動量が必要な犬種です。 一緒に楽しくカラダを動かすことは、大切なコミュニケーションの一種でもあるので積極的に遊んであげましょう。 

 シベリアンハスキーは、群れで生活しているため他の犬と一緒に遊ぶことも大好きです。 加えて広々としたドッグランは、ノーリードで自由に走り回ることができるので、最高のストレス発散に繋がります。

フレンドリーな性格であるため、積極的に他の犬に近づいてじゃれあうことがありますが、力が強くイタズラ好きなため、小さな犬や子どもにケガをさせてしまうことも考えられます。 愛犬から目を離さないことはもちろんですが、楽しく遊ぶためにいつでも指示に従えるようにしつけておくようにしましょう。

 シベリアンハスキーは犬ぞりとして活躍していたため、走ることがとにかく大好きです。 体力もあるため運動量が多く必要で、普通の散歩だけではエネルギーを発散することが難しく、毎日1日2回の1時間以上かけた長時間のジョギングのような散歩をする必要があります。

散歩によって体力と共にストレスを発散させることにも繋がり、物を壊したり逃げ出したり、無駄吠えなどの問題行動を起こしにくくする効果もあります。

 シベリアンハスキーは、フレンドリーな性格なので小さな子どもや他の動物とも一緒に暮らすことができますが、楽天的な性格のためしつけにはとても根気がいるということを覚えておきましょう。 走ることが大好きで運動量もとても多いので、一緒にアクティブに出掛けたい方には最高のパートナーになってくれるでしょう。