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柴犬は怒りやすいって本当?怒った時のサインは何?

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ピンと立った三角耳に美しい毛並み、スタイリッシュな体格が日本犬らしい柴犬は、今では世代を問わず人気の犬種です。最近では街中ではもちろん、SNSなどにも柴犬の愛らしい投稿が頻繁に見かけられます。しかし、そんな可愛らしい見た目とは裏腹に「柴犬は怒りやすい」ということを聞いたことがある方も少なくはないはずです。本記事では、柴犬の怒りについて、性格や性質を踏まえた上で解説していきます。また、柴犬が怒る理由や怒った時のサインなども併せてご紹介しますので、気になる方は是非参考にしてみてください。

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目次

  1. 柴犬は怒りやすいの?
  2. 柴犬が怒る理由
  3. 柴犬が怒っている時のサイン
  4. まとめ

柴犬は怒りやすいの?

柴犬

「柴犬は怒りやすい」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

鼻にシワを寄せたり、歯や歯茎をむき出しにする「ムキ顔」は数ある柴犬の表情の中でも代表的なものです。

このように、怒っている姿を容易にイメージできる柴犬ですが、実際のところ、本当に怒りっぽい性格をしているのでしょうか。

ご存じの方も多いかと思いますが、柴犬は頑固で独立心が強い性格の子が多いと言われています。これはかつて狩猟犬や番犬として活躍していた歴史が関係しています。

一般的に、柴犬は飼い主には忠実と言われていますが、「柴距離」という言葉があるほど、ひとりで過ごす時間を大事にするワンちゃんです。

また、一方で自分が遊びたい時や甘えたい時には近付いてきたりする一面も魅力の一つなのではないでしょうか。

このように、縄張り意識や警戒心・独立心が強いと言われていることから、そのような一面が垣間見えると「柴犬=怒りっぽい」と感じられることがあるのです。

しかし、このような怒りやすい性格は、子犬の頃からさまざまなものや環境に慣れさせることで多少改善させるケースもあります。

皆さんの愛犬はいかがでしょうか。

怒りっぽい一面に気が付いている方もたくさんいるかと思います。

柴犬が怒る理由

柴犬

では実際に、柴犬が怒る理由には何があるのでしょうか。一つ一つ見ていきましょう。

自分のテリトリーを荒らされた時

もともと群れで暮らしていたワンちゃんは、縄張り意識が強い傾向があり、中でも特に柴犬は自分のテリトリーを大事にする性格をしていると言われています。

そのため、知らない人や他のワンちゃんが自分のテリトリーに入ってくると、警戒したり追い払おうとしたりして威嚇することがあります。

これは、番犬としての役割を担っていたという背景も関係しています。

このような本能であったりもともとの警戒心が強い性格を直すことは不可能ですが、子犬の頃からさまざまな人やワンちゃんと触れ合う機会をつくってあげることで、多少は軽減されます。

愛犬が来客に唸ってしまう場合は、おやつなどを与えながら対面させ、「来客=悪いものではない」と認識させましょう。

好きなものを取られた時

我々人間と同様に、ワンちゃんにも独占欲があるため、自分の好きなものや大切なものを奪われる、または奪われそうになるなどの状況に陥ると威嚇したり唸ったりして、怒りの感情をむき出しにすることがあります。

個体差はありますが、ワンちゃんが好きなものや大切なものとして、一般的にはエサやおやつ、お気に入りのおもちゃなどが挙げられます。

愛犬の所有物に触れた時に怒りの表情を見せるようであれば、決して無理やり取り上げるなどといった行為はしてはいけません。

エサを変えたい、おもちゃを洗濯したい場合など、何かしらの理由があって愛犬の好きなものを取り上げなければならない場合は、別のおもちゃを渡して交換したり愛犬がいない時に対処しましょう。

痛みがある時

柴犬は、怪我や病気が原因で身体に痛みや不快感を感じ、触れられると怒るような様子を見せることがあります。

このような場合には、悪化を防ぐためにも、できるだけ早くかかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。

また、身体に不調を感じていなくても、触る力が強い場合や急に触れたりした場合にも痛みを感じることがあり、怒りの行動をとると言われています。

これは、いわゆる防衛本能からくるものです。

柴犬に限らず、ワンちゃんに触れる時は、優しく撫でるようにし、決して叩いたり毛を引っ張ったりしないようにしましょう。

苦手なことや嫌なことをされた時

柴犬は、苦手なことや嫌なことをされると怒ることがあります。柴犬が苦手とするものの例としては、以下のようなものが挙げられます。 

  • シャンプー
  • 爪切り
  • ブラッシング
  • 歯磨き
  • 耳掃除

上記で例に挙げたことをされると、柴犬は嫌悪感や不快感から逃れるために怒ってしまうことがあります。たとえ信頼している飼い主さんが相手であってもうまくいかないことも多いです。

しかし、これらのお手入れは柴犬を飼うにあたっては必須のものなので、愛犬が苦手だったとしても避けることはできません。とはいえ、嫌がる愛犬を抑えて無理やりお手入れを続けてしまうと、ワンちゃんだけでなく飼い主さんにも怪我をさせてしまう可能性があり、思わぬトラブルを招くリスクもあります。このような時には毎日少しずつ慣れさせていくか、ペットサロンなどに依頼しましょう。

柴犬が怒っている時のサイン

柴犬

柴犬が怒る理由をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。柴犬はさまざまな理由で怒ることが分かりました。温厚な性格をしているイメージがあるので驚かれた方も多いのではないでしょうか。では、実際に柴犬が怒っている時に見せる表情や仕草などは、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、柴犬が怒っている時に見せるサインをいくつかご紹介していきます。 

表情がこわばる

柴犬は、怒りの感情を抱くと鼻の辺りにシワを寄せたり、歯や歯茎をむき出しにしたりします。

このように、表情がこわばっている時は怒っていると捉えていいでしょう。

また、普段のような優しい目つきとは裏腹に、険しく鋭い視線にもなります。

歯や歯茎が剥き出しな状態の時に触れてしまうと噛みつかれてしまうことがあるので、触らないようにしましょう。

尻尾が動きや位置が変わる

ワンちゃんの尻尾には感情が表れるので、尻尾の動きや位置からワンちゃんの心理を読み取ることができます。

よく愛犬の尻尾からテンションや気分を判断する方も多いのではないでしょうか。

柴犬が怒っている場合は、以下のような尻尾の様子を見せます。

  • ピンと高く上がっている
  • 宙ぶらりんに下がっている
  • 力が入って硬直している

また、「尻尾を振っている=喜んでいる」という認識の方がほとんどかと思いますが、一概にはそうとは言い切ることができません。

尻尾がピンと立った状態で左右に振り、更に唸ったりしている時は、怒っていることがほとんどなので気を付けましょう。

カーミングシグナルをする

皆さんは、「カーミングシグナル」をご存じでしょうか。

「カーミングシグナル」とは、ワンちゃんが怒りやストレス、不安などを感じた時に自分を落ち着かせるために行うボディランゲージのことを言います。

カーミングシグナルは、主に以下のような仕草が見られます。

◆カーミングシグナルの一例

  • あくびをする
  • 頭を振る
  • 視線を逸らす
  • 背中を向ける

ご紹介したようなカーミングシグナルをしている場合、柴犬は怒っている可能性があるので、普段から愛犬の通常時の様子を覚えておき、毎日の暮らしの中で変化がないかよく観察してみましょう。 

背中の毛が立っている

柴犬の背中の被毛が逆立ち、身体が硬直している時は、怒りの感情を抱いている時と言われています。

よく漫画やアニメでも見たことがあるのではないでしょうか。

柴犬がこのような姿になっている場合、今にも攻撃せんとばかりの勢いがあるので、決して触れないようにしましょう。

撫でたりしてしまうと、かえって怒りを刺激してしまう可能性があります。

目線を逸らされる

柴犬は、怒っている時に飼い主から目を合わされても逸らすことがあります。

全く見ないというよりかは、対象物を視界に入れつつも、微妙に視線をずらしている様子が伺えます。

この時に無理に近付いたり、撫でたりすると唸ったり噛みつかれたりする可能性があるので要注意です。

目線一つから柴犬が怒っているかどうか判断することは簡単ではないですが、怒りのサインとしては定番のものなのでよく観察してみましょう。

まとめ

柴犬

いかがでしたでしょうか。本記事では、柴犬が怒る理由と怒っている時に見せるサインをご紹介しました。

柴犬を飼うにあたって怒りっぽいかどうか気になる方も少なくないはずです。

せっかく大事な愛犬と何十年も一緒に過ごしていくとなると、穏やかな日々を過ごしたいですよね。

柴犬は一般的に独立心や警戒心が強いため、一時的に怒りっぽくなってしまうことがありますが、基本的には飼い主に対して忠実な性格をしているため、ご安心ください。

しかし、そんな柴犬が怒っている時のサインを見せた時は要注意です。

愛犬が何に対して怒っているのか探り、刺激を与えないようにしましょう。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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