アメリカンコッカースパニエルの平均寿命はどれくらい？健康寿命を延ばすために出来ること
日本においても人気が高く、明るく活発な性格とふわふわの被毛が魅力的なアメリカンコッカースパニエルですが、寿命はどのくらいなのでしょうか？生活環境によっても寿命は変わってきます。今回は、アメリカンコッカースパニエルの寿命と少しでも長生きしてもらうためのポイントをご紹介します。
目次
アメリカンコッカースパニエルの平均寿命は？
アメリカンコッカースパニエルの、平均寿命や最高齢、長生きするために気を付けたいことを見ていきましょう。
平均寿命
アメリカンコッカースパニエルの平均寿命は、12〜15歳ほどと言われています。中型犬の平均寿命が10〜14歳ほどですので、比較するとやや長めの寿命と言えるでしょう。
最高齢
世界最高齢の犬は、29歳5カ月で、ギネスブックに認定されています。残念ながら、アメリカンコッカースパニエルの最高齢は、はっきりとは分かっていません。犬の寿命は、生活環境や病気などによっても変わってきますので、健康管理をしっかりと行ってあげることが大切です。
長生きしてもらうために気を付けたいこと
長生きしてもらうためには、病気にならない環境を作ってあげましょう。食欲旺盛なので肥満になりやすいため、食事管理と適度な運動が必要です。また、耳や皮膚のトラブルも起こしやすい体質をしていますので、お家でのケアや定期的なトリミングを行い、清潔にしてあげましょう。
アメリカンコッカースパニエルがかかりやすい病気
アメリカンコッカースパニエルのかかりやすい病気を知り、予防や早期発見できるようにしてあげましょう。
１．緑内障・白内障
大きな目をしているアメリカンコッカースパニエルは、白内障や緑内障の目の病気にかかりやすいと言われています。白内障は、老齢になると発症することが多いですが、遺伝によって若年で発症することもあります。緑内障は、白内障の悪化や水晶体脱臼などが原因と言われています。どちらも症状が悪化すると、失明してしまいますので、早期治療が大切です。
２．外耳炎
大きなたれ耳が特徴のアメリカンコッカースパニエルは、外耳炎になりやすい犬種です。耳の毛量も多く通気性が悪いため、カビや細菌が繁殖しやすい環境になります。耳掃除をこまめに行い、炎症を起こしていないかチェックしてあげましょう。
３．皮膚炎
アメリカンコッカースパニエルはさまざまな原因によって、皮膚炎をおこします。密集した被毛に、ベタベタした皮脂が付き炎症を起こす脂漏症や、カビの一種のマラセチア菌が増殖するマラセチア性皮膚炎などがあります。皮膚炎にかかってしまうと、痒みから掻きむしってしまい、症状を悪化させてしまうことがありますので、早めに動物病院で診察してもらいましょう。
健康寿命を伸ばすために知っておきたい適正体重・運動量など
アメリカンコッカースパニエルの適正体重は、骨格によっても違いがありますが、7〜14㎏程度が理想と言われています。食欲旺盛なうえに、甘えん坊なので、ついおやつを与えてしまいやすいです。太りやすい体質をしていますので、食事管理と運動をしっかりと行い、肥満にならないよう気を付けてあげましょう。
適切なご飯の量
運動量の多いアメリカンコッカースパニエルですが、ご飯の量は体重に合わせて、調節して与えましょう。ドッグフードごとに給与量は異なりますので、パッケージに書いてある量を目安にします。肥満予防のためと少なく与えてしまっては、栄養不足やストレスとなり体調を崩してしまいます。健康的な体を維持するためには、良質のドッグフードを適量与え、しっかりと運動させることが大切です。
適切な運動量
体力もあり、活発なアメリカンコッカースパニエルには、毎日の散歩は必要不可欠です。1日2回、30〜60分程度の散歩は毎日行い、時間があるときには、公園やドッグランなどで走らせてあげます。飼い主と一緒にいることが好きなので、一緒に運動をして、ストレス解消をしてあげましょう。
アメリカンコッカースパニエルと過ごすかけがえのない時間
アメリカンコッカースパニエルの寿命や長生きのためのポイントをご紹介しました。元気に長生きしてもらうためには、病気にならないよう、食事管理や運動を行うことが大切です。日頃の様子をしっかり観察し、いつもと違う様子のときには早めに動物病院で相談しましょう。大切な家族の一員と、いつまでも健康で楽しく過ごしてくださいね。
この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。
