ケージは、天井から床までが全て柵で覆われている犬の小さいお家(囲い)のことで、基本的にスチールや金網製で頑丈なものが多いですが、折りたためる布製の物もあります。

そもそもトイプードルは小型犬で室内飼いが基本ですが、室内にいるのにケージは必要なのでしょうか？ケージは「狭い場所に閉じ込められて可哀想」という考えの方もいらっしゃいますが果たしてトイプードルにとってケージは必要な物なのでしょうか？

結論は「絶対に買わなきゃいけないものではないですがあった方が良い」です。

では、なぜケージは用意した方が良いのか解説していきたいと思います！

子犬のトイプードルをお迎えした時にまず初めに教え、苦戦することが恐らくトイレトレーニングだと思います。トイレトレーニングにもケージを使います。

お迎え当日から一週間くらいはケージ内で生活をしてもらい、ごはんを食べたり寝たりするうちに排泄する場所が限られていき、トイレシート上で排泄を覚えさせ最終的にケージ外にいても、自らトイレに行き、排泄できるようにします。

犬は寝床や食事をする場所の近くで排せつする事を嫌がります。犬は人間が想像する以上に綺麗好きなんですよね。

トイレトレーニングとしてケージを用意する場合は、出来れば「寝床用」と「トイレ用」のケージをそれぞれ用意するか、トイレスペースと居住スペースが仕切られている物も売られていますのでサイズにあわせて選んでみてください。

犬は元々巣を作って自分のテリトリー(縄張り)を作る習性があります。

トイプードルも警戒心が強い子や臆病で怖がりの子、逆に自立心が強い子は縄張り意識が強い傾向にあります。

室内飼いの場合、ハウスがないとお家の中全体を自分のテリトリーだと思ってしまい、家中を「守らなきゃ！」と思わせてしまいストレスを与えてしまう場合があります。

家全体をテリトリーと思った犬は、来客を威嚇したり、無駄吠えや嚙み癖などの問題行動に繋がりかねません。

ケージを用意することでケージ内の空間をテリトリーとしてくれるので、外部からの干渉が減り安心感を得られることが出来ます。

人間も自分の部屋やプライベートスペースがあると落ち着くように、犬にも誰も入って来ないプライベートスペースを用意する事で、来客時やお留守番などの時間を、ストレスなく過ごす事が出来るのです。

犬を飼うと必ず愛犬をお留守番させなければならないタイミングが出てくると思います。

トイプードルは意外にも好奇心旺盛で活発な性格の子が多いです。お部屋中のあらゆる物に興味を示し、目に映る物を何でもかじったり、口に入れてイタズラしたり、誤飲・誤食したりしてしまう危険があります。

お留守番や飼い主さんが愛犬から目を離す時間が長い時にはケージに入れておくことをオススメします。誤飲・誤食・イタズラができないような空間を作ることで愛犬を危険から守ることができます。

ここまでの解説で「やっぱりケージは買った方がいいのかな」と感じている方が増えていると信じて、、ケージの購入を決めたら次は、愛犬にあったケージを選びたいですよね。

ここではトイプードルに適したケージの選び方をご紹介したいと思います！

ケージの大きさは、広ければ良い訳ではありません。逆に巣をイメージして狭い方が良いと言うわけでもありません。安心、快適さを感じられる大きさであることが重要です。

一般的な目安として奥行は犬が伏せをした時に脚が外に出ないサイズ。高さと横幅は立ち上がった時にゆとりをもって方向転換ができる大きさが良いとされています。

トイプードルの平均的なサイズは体高(床面から肩までの高さ)が24cm～28cm程度と言われています。

では、具体的なケージのサイズはどれくらいが良いかと言うと

上記の大きさを目安に選ぶと良いです。トイプードルはジャンプ力があるので、高さは少し高めの物を選びましょう。

トイプードルのケージを選ぶ際にあると良い機能やオススメポイントをご紹介したいと思います！

先ほども解説した通り、犬は寝床や食事場所の近くで排泄をしたがらないので、仕切りがあることで愛犬が安心して生活してくれます。また仕切りがあることでトイレを覚えやすくなるので仕切りタイプのケージがオススメです。

引き戸タイプだとスペースを取らずに開けっ放しに出来るので意外にとても便利です。お留守番以外は開けっ放しにして愛犬が自由に出入り出来る環境を作れるのでドアは引き戸タイプがオススメです。 

ケージの下からトレーが引き出せるタイプはお掃除がとても楽です。しゃがんでドアから手をいれずとも、トレーを引き出すだけでお掃除ができてしまいます！トレーも丸洗いできて清潔な状態が保てます。 

トイプードルに適したケージのサイズ感が分かったところでいよいよトイプードルにオススメのケージを厳選して5つ紹介したいと思います！ 

こちらはトイレトレーニングがしやすいようにトイレスペースと居住スペースが仕切られているタイプとなってます。ケージのサイズにあったトイレ付きなので別途トイレを購入する必要もありません。付属品として屋根をつけることでケージとして使用できます。

また、スライドドアなのでスペースをとらず、扉も部屋ごとについているので、トイレトレーが楽に取り出せてお掃除やシーツ交換が簡単にできます。

色は【ホワイト】【ブラウン】【ダークブラウン】の3色展開のようですが、公式オンラインショップでは現在【ホワイト】【ブラウン】のみ取り扱いのようです。

こちらの商品はリッチェルから販売されてる商品で、扉は前面パネルを上に持ち上げフルオープンにできるタイプで物の出し入れやお手入れが楽にできます。扉はフルオープンにできるだけでなく、スライドドアにもできるのでスペースを取らず開放状態にすることが可能です。トレーだけを引き出すこともできるので、トレーの水洗いも可能です！

こちらも屋根は付属品になるのでケージとして使用する場合は付属の屋根も購入してください。

カラーは3タイプで【ライトピンク】【ダークブラウン】【アイボリー】ですが色がついてるのは枠やロック部分のみなので、どの色を選んでもお部屋に馴染みそうです！

アイリスオーヤマから販売されているこちらのケージは、カバーがついているタイプで愛犬がリラックスできる空間を作れます。またカバーがあることで音や視線を遮断できるので来客時や初めて愛犬をお迎えした時などにもオススメです。

カバーは消臭・抗菌加工されていて、丸洗いもできるので清潔な状態を保つことができます。ケージ本体もプラスチック製で錆びずお手入れがしやすいです。天井もついてるので脱走防止対策もばっちりですね。 

こちらのケージもアイリスオーヤマから出ています。商品名の通りインテリア重視で木目調がとてもオシャレですね！背面にパネルがあることでケージを壁にくっつけて置いた時に愛犬が壁を引っ搔いてクロスが剝がれたりすることがありません。

天井の板は上に物が置けたり、取り外しも可能なので、物の出し入れもしやすいです。スライドドアでスペースを取らず、底のトレーは取り外し可能で丸洗いが可能です。

カラーは3色展開で【オフホワイト】【ダークブラウン】【アッシュグレー】

アッシュグレーは新色なので人気がありそうですね！ケージでありながらお洒落なインテリア家具のようなデザインがとても魅力的です！

こちらは折りたたみ可能なケージです。フレームは丈夫で軽量な鉄骨フレームが使われているので耐久性が高く、形状維持力があります。メッシュ窓がついてるので通気性にも優れています。折りたたんで持ち運べるのが最大の利点ですね。愛犬とキャンプ等のアウトドアに持っていくのにもちょうど良いと思います！

カラーは【グリーン】【グレー】【ブルー】【ベージュ】の4色です。少し小さいというレビューがあるのでLサイズを購入しても良いと思います！

今回はトイプードルのケージ事情をご紹介しました！「犬をケージに入れるのは可哀想」「室内犬にケージはいらない」とお考えだった方も、この記事を読んでケージを置く重要さを知っていただけたら嬉しいです。

ケージは機能的な物からデザイン重視のもの、値段もピンきりなので今回紹介したケージ以外にもまだまだケージの種類は沢山あるので是非色々探して愛犬にあったケージを選んであげてくださいね。

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