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柴犬が遠吠えをする理由|遠吠えをやめさせるには?

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ピンと立った三角の耳にくるんと巻かれた尻尾、スラリとした体つきが特徴の柴犬は、日本犬を代表する犬種の一つです。最近では老若男女、世代を問わず人気なので街を歩けば必ず見かけるといっても過言ではありません。そんな魅力たっぷりな柴犬ですが、遠吠えをすると聞いたことがある方も多いかと思います。実際のところはどうなのでしょうか。本記事では、柴犬が遠吠えをする理由について徹底解説していきます。愛犬が遠吠えをしている方や、これから柴犬を飼う予定の方は是非参考にしてみてください。

柴犬が遠吠えをする理由|遠吠えをやめさせるには?

目次

  1. 柴犬は遠吠えをするの?
  2. 柴犬が遠吠えをする理由
  3. まとめ

柴犬は遠吠えをするの?

柴犬

皆さんは柴犬の遠吠えを聞いたことがありますでしょうか。

一般的に、柴犬に限らずワンちゃんはさまざまなタイミングで吠えることがあるので、遠吠えも珍しくありませんが、夜昼構わず遠吠えをしてしまうと近所迷惑にならないか心配だという方も少なくありません。

柴犬は元来狩猟犬として活躍していた歴史があり、更には番犬としての役割も果たしていた犬種なので、勇敢で頭のいいワンちゃんだと言われています。

飼い主に対しては忠実な性格をしていますが、狩猟犬や番犬として活躍していた背景があるがゆえに飼い主以外の他人に対しては警戒心を持ち、吠えてしまうことが多々あります。

こういった様子はメスよりもオスによく見られ、オスとメスで迷った際に「吠えるのが少ないから」といった理由でメスを選ぶ方も中にはいます。

柴犬は警戒心が強い性格をしているので、よく吠えるワンちゃんだと思ってしまうかもしれませんが、そういうわけではありません。一般的には、柴犬は他の犬種と比べても吠えることは少なく、無駄吠えも滅多にしない犬種と言われています。

そのため、柴犬が執拗に遠吠えしているようであれば、何かしらの理由があるということになります。

柴犬が遠吠えをする理由

柴犬

では実際に、柴犬が遠吠えをする理由を見ていきましょう。柴犬はどのような理由があって遠吠えをするのでしょうか。

コミュニケーションをとっているから

柴犬は、コミュニケーションの一環として遠吠えをすることがあります。

これは、柴犬に限らず他の犬種、更にはワンちゃん以外の動物でも見られる行動です。

例えば、柴犬は元来群れの仲間に帰り道を教える手段として遠吠えをしていたと言われています。

現代ではこのような理由で遠吠えをすることは滅多にないですが、家族や飼い主を群れの仲間とみなしていることもあるので、そういった場合は飼い主や家族がが留守の時に柴犬は遠吠えをすることがあります。

愛犬の遠吠えを聞いたことがない方も、もしかしたら外出している時に愛犬が遠吠えをしているかもしれませんね。

ストレスが溜まっているから

柴犬が無駄吠えする理由として、ストレスが溜まっているケースが考えられます。

これは柴犬に限った話ではなく、ワンちゃん全般に言えることですが、ワンちゃんはストレスが溜まったりイライラすると、吠えたり噛みついたりしてそれらを発散させようとする傾向があります。

そのため、愛犬が遠吠えをしているようであれば、原因としてストレスが考えられるので、愛犬が何に対してストレスを感じているのか理解してあげましょう。

柴犬が抱えるストレスとしては主に以下のようなものが考えられます。

  • コミュニケーション不足
  • 寝不足、運動不足
  • 食事や寝床などの環境の変化
  • 過剰なスキンシップ
  • 間違ったしつけ

いかがでしょうか。柴犬はストレスに敏感なワンちゃんなので、ストレスがかかっていないかこまめにチェックしてあげる必要があります。

警戒心・恐怖心

柴犬は、警戒心や恐怖心から遠吠えをすることがあります。

例えば飼い主以外の外部の人間や他のワンちゃんと接触した時、慣れない環境に身を置いた時、車や工事、雷の音などの大きな音を聞いた時に警戒心や恐怖心が強くなります。このような警戒心や恐怖心は、子犬の頃から社会化のトレーニングを行うことで感じにくくすることができます。

ワンちゃんの社会化期は、ワンちゃんが社会に慣れるために大切な時期のことを言い、一般的には生後3週〜12週の頃を指します。子犬期ですね。

柴犬だけでなくワンちゃんは生まれて数週間の間に、その後の性格や気質が決まると言われており、この時期に周囲との関わりやさまざまな環境で刺激を受けることで社会性を身に付けます。

しかし、この時期に多くの経験を積むことができずに育った場合、見知らぬ人間や大きな音、初めて接触する動物などに過剰に怯えるような性格になってしまい、その結果遠吠えや無駄吠えをよくするようになってしまいます。

社会化はワンちゃんにとって必ず必要なトレーニングなので、犬を迎えたら社会化を行うようにしてくださいね。

音に反応している

音に反応して遠吠えする柴犬は少なくありません。

例えば、パトカーや消防車のサイレンの音、インターホンの音などには特に敏感です。

柴犬が反応する音は日常の中に意外と潜んでおり、サイレンやインターホンの音以外にもテレビや楽器の音、更には子供のはしゃぎ声などに反応して遠吠えをする子もいます。

このように、柴犬が音に反応して遠吠えをしている場合、その音が嫌いなケースもあれば、音に便乗している場合、さらには他のワンちゃんの遠吠えと勘違いしている可能性もあります。

痛みを感じているから

病気を患ったり怪我をしたことで身体に痛みを感じている時に遠吠えすることもあります。

助けを求めたり、痛みを感じていることを伝えているかのように遠吠えをします。

愛犬がそれまで滅多に遠吠えするタイプではなかったのに、急に遠吠えをするようであれば、何かしらの痛みを抱えている疑いがあるのでよく観察しましょう。

遠吠えと併せて身体の一部をかばったり、触れると鳴いたり嫌がる様子を見せるようであればそこが患部の可能性が高いです。

また、病気の場合は身体の外側の痛みではなく、内側に痛みを感じていることもあるので、少しでも違和感を感じたらかかりつけの獣医さんに診てもらいましょう。

要求を通したいから

柴犬は、自分の要求を通したい時に遠吠えをすることがあります。いわゆる「要求吠え」と呼ばれるものです。

柴犬の主な要求としては以下のようなものが考えられます。

  • ご飯、おやつが欲しい
  • 散歩に行きたい
  • 構ってほしい
  • 遊んでほしい

要求の内容はさまざまありますが、 吠えるからと言って愛犬の要求を叶えてしまうと、柴犬は遠吠えをすることで自分の要求が通ると認識してしまうため、癖付けないためにも無視することが大切です。 いずれの場合も要求を通すために遠吠えをするということは、飼い主を下または対等に見ている可能性があります。

要求による遠吠えは主従関係を崩すきっかけにもなるので注意してください。

認知症

我々人間と同様に、柴犬に限らずワンちゃんも高齢になると認知症を患う可能性が高まります。

ワンちゃんが認知症になってしまうと、それまでできていたことができなくなったり、変わった行動を取るなど、これまでの生活とは大きく変化します。

また、ワンちゃんは認知症になると遠吠えをするようになることがありますが、夜中に遠吠えをしてしまうと近所迷惑になるだけでなく、家族にも負担がかかってしまいます。

高齢になればどんな子でも認知症になる可能性がありますが、柴犬は特に認知症になりやすいと言われているので、愛犬が認知症になってしまう可能性があるということは留意しておきましょう。

まとめ

柴犬

いかがでしたでしょうか。本記事では、柴犬が遠吠えをする理由について詳しく解説しました。

実際、遠吠えを聞いたことがない方もいるかもしれませんが、柴犬はさまざまな理由があって遠吠えをすることが分かりました。

皆さんの愛犬はいかがでしょうか。

その子の性格や置かれている環境によって、遠吠えをするタイプなのかそうでないのかが変わってくるので、もし愛犬が遠吠えを頻繁にするようであれば、どのような理由でしているのか探ってみましょう。

遠吠えは、柴犬の心情や身体の状態を理解するための手段でもあるので、コミュニケーションの一環だと思って観察してみましょう。

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choco

この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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