ダップーの被毛ケアのコツは?お家ケアの方法や抜け毛対策もご紹介!
ミニチュアダックスフンドとトイプードルを両親犬とする人気のミックス犬・通称「ダップー」。個性的で愛らしい姿から近年注目されている犬の種類のひとつです。元々ミックス犬は、犬のアレルギーがある方でも一緒に生活が送れるような使役犬となることを目的として毛が抜けにくいプードルを片親にしていることが多くなっていましたが、近年では愛玩犬としても注目を浴びています。しかし歴史が浅いため、どのような特徴を持って生まれてくるのか?の見極めが難しいことが課題視されていることも事実です。そんなとき迎え入れた飼い主さんが出来ることは、どんなコであってもその生涯に最期まで責任を持って育て上げること。ここでは、飼い主さんに向けて、ダップーの被毛のタイプやお手入れ方法、被毛トラブル対策などをご紹介します。
ダップーの被毛のタイプ
「プックス」「ドキシープー」とも呼ばれることがあるミックス犬「ダップー」は、どのような被毛のタイプになるのでしょうか?
代表的なカラー
ダックスフンドもトイプードルもカラーバリエーションが豊富な犬種であるため、ダップーにも様々なカラーが見られます。ブラックやブラック・タンの子が多いようですが、ブラウンやクリーム、アプリコットなどの毛色もあります。
コートタイプ
ダックスフンドとトイプードルは、対照的な被毛のタイプをしています。ダックスフンドは直毛で、毛が伸び続けることはありません。それに対し、トイプードルは巻き毛で抜けにくく、カットをしないと伸びていくので定期的なトリミングが必要です。ダップーの被毛はトイプードルの被毛の特徴がより強く現れると言われていますが、中にはダックスフンドの直毛を受け継ぐコもいます。
被毛の構造
犬には、オーバーコート(上毛)の下にアンダーコート(下毛)が密生する「ダブルコート」をもつ犬と、アンダーコートを持たない「シングルコート」をもつ犬がいます。ダックスフンドはダブルコートで、トイプードルはシングルコートの犬になりますが、ダップーはトイプードルの被毛の特徴を受け継ぐことが多いのでシングルコートの子が多いようです。
ダップーのシャンプー・ブラッシングのコツ
ダップーの家庭でのお手入れ方法としてシャンプー・ブラッシングのコツをご紹介します。
シャンプー
シャンプーの頻度は2週間に1回くらいが目安です。被毛がもつれていたり毛玉がある状態で水に濡らしてしまうと更に絡まってしまうので、ブラッシングで被毛の流れを整えてからシャンプーしましょう。
ブラッシング
ダップーの家庭でのお手入れの基本はブラッシングです。ブラッシングには被毛に付着したホコリを落としたり、毛の流れを整えるだけでなく、皮膚をマッサージして血行を促す効果も期待できます。
その他のお手入れ
顔の毛質がトイプードル寄りであった場合、目の前の毛が伸びて視界を妨げたり、目に入ってしまうことがあります。必要があればハサミでカットしてあげましょう。
ダップーのトリミングサロン利用について
ダップーはトリミングサロンで定期的にお手入れしてもらいましょう。
ダップーのおすすめのメニュー
ダップーの毛質や毛量には個体差がありますが、先述したようにトイプードルの被毛の特徴を受け継ぐ子が多いと言われています。トイプードルの被毛はカットが必須であるため、シャンプー+カットコースがおすすめです。
料金の目安
トリミングサロンがある地域などにより異なります。また、ミックス犬であるダップーの料金は毛質や身体の大きさなどによっても個体差があります。ダックスフンドやトイプードルのトリミング料金が目安になりますが、直接問い合わせしましょう。
頻度の目安
トリミングサロンでのカットの頻度の目安は月1回です。サロンを利用しない期間も、ブラッシングやシャンプーで被毛を清潔に保ちましょう。
ダップーの抜け毛・毛玉トラブル対策
ダップーの抜け毛や毛玉の対策についてご紹介します。
抜け毛が気になるなら
抜け毛が少ないと言われているダップーではありますが、全く抜けないということはありません。抜け毛が散乱する前に、ブラッシングで不要な毛を取り除きましょう。
毛玉対策について
ダップーのブラッシングを怠ると、被毛が絡まり毛玉になってしまうことがあります。できたばかりの小さい毛玉であればスリッカーブラシでほぐすことができますが、重度になると簡単には取れません。このような場合はハサミを使い、毛玉に対して縦に数回切り込みを入れ、スリッカーブラシやコームを使うと毛玉を取ることができます。
ダップーの個性を見極めてお手入れを
ダップーの抜け毛は比較的少ないと考えられますが、ミックス犬であるため、個体差があります。その個性を見極めた上で、毛玉を予防するためにも毎日ブラッシングし、定期的にトリミングサロンでカットしてもらいましょう。異なる純血種同士の組み合わせは、同じ兄弟姉妹であっても全く違った容姿や性格を持って生まれることが考えられます。当たり前のことですが、最期まで皮膚・被毛のお手入れをしっかり行い、責任を持って育ててあげてくださいね。
この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。
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