あなたは犬派?猫派?それぞれの性格や特徴ライフスタイルなどの違いについて
ペットとして最も身近な動物である犬と猫。
多くの方が「犬と猫、どっちが好き?」と尋ねたり、聞かれたりしたことがあるのではないでしょうか?日本では血液型や星座などと並んで初対面の人と盛り上がる話題の1つかもしれません。大変興味深いことに犬派の人と猫派の人とでは、性格や生活スタイルの特徴に違いがあると言われています。では、それぞれどのような違いがあるのか、さっそく見ていきましょう。
犬派と猫派の性格の違い
犬派の人と猫派の人とでは、性格的特徴の違いがあることが、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校とカリフォルニア州立大学イーストベイ校の科学者たち、およびキャロル大学の准教授Denise Guastelloの調査により分かりました(※2)(※3)。どのような違いがあるのかをご紹介していきます。
社交的で安定志向の犬派
犬派の人は自分の性格についてどう思っているのか、アンケート調査をしたところ、犬派の人には以下のような性格の特徴があることが分かりました。
- 社交的
- 活動的
- リスクを避けたがる安定志向
- ルールに従う傾向にある
犬の飼い主さんは、犬と散歩をしているときに他の飼い主さんと会って話したり、犬と一緒に出かけたりすることが多いため、社交的、活動的といった性格の特徴が見られるのではないかと考えられます。
内向的でクリエイティブな猫派
猫派の性格の特徴は、以下のような結果になりました。
- 内向的で心が広い
- 繊細
- 心配性
- クリエイティブ
- ルールにとらわれない傾向にある
猫は、散歩をさせる必要がない、環境の変化を好まない、警戒心が強い、マイペース、飼い主に対して服従心を持たない、などの特質を持つ動物です。猫派の人は、自分の性格が猫の特質に似ているように感じることから、猫を好むのではないかと言われています。よって、犬派とは違った性格の特徴が見られるのではないでしょうか。
実際の犬派と猫派の割合は?犬と猫の2019年の飼育世帯数の割合
はじめに、犬と猫の飼育世帯数はいったいどれくらいなのかを見ていきましょう。
犬の飼育世帯数
一般社団法人ペットフード協会が20~79歳を対象に2021年犬猫飼育実態調査(※1)を行ったところ、日本全国における犬の推計飼育頭数は710万6,000頭でした。
過去4年間の飼育頭数を見てみると2018年が890万3,000頭、2019年が879万7000頭、2020年が848万9000頭となっていることから、犬の飼育頭数は減少傾向にあります。
猫の飼育世帯数
一方、猫の推計飼育頭数は894万6,000頭で、犬の飼育頭数よりも上回っています。同様に過去4年間の飼育頭数を見てみると、2018年が964万9,000頭、2019年が977万8,000頭、2020年が964万4000頭となっており2022年はやや減少傾向にあります。
犬派と猫派の生活スタイルの違い
犬派と猫派の人とでは、生活スタイルにも違いがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
犬派の人の生活スタイル
犬派の人は家族世帯で暮らしている、アウトドアを好む、外出する機会が多いといった生活スタイルの特徴があります。
犬は人と一緒に過ごすことを好み、淋しがりやであることが多いため、残業が多い1人暮らしの会社員などが飼うのは向いていません。そのため、家族世帯で暮らしている人が多い傾向にあります。
また、犬を飼うと毎日散歩に連れて行く必要があるほか、散歩を通じて他の犬の飼い主さんと出会い、交流を深めていくことも少なくありません。犬友達ができると、一緒にドッグランに行ったりすることもあることから、外出する機会が増えます。
猫派の人の生活スタイル
猫は散歩に連れて行く必要がないうえ、上下運動ができる環境に整えてあげれば広いスペースでなくても飼えるので、1人暮らしで飼っている場合も少なくありません。
また、旅行をあまりしないのも猫派の生活スタイルの特徴です。何日も家を留守にする際には、ペットホテルやペットシッターに預けることもできますが、基本的に猫は自分のニオイがある縄張りの範囲内で過ごすことを好む生き物で、環境の変化が非常に苦手です。
また、人見知りが激しい性格の猫もおり、誰かに世話をしてもらうのが難しい場合もあります。そのため、旅行をする機会が少ない、もしくは旅行をしたとしても1泊が限界ということも珍しくありません。
このように犬派・猫派それぞれの生活スタイルを比べてみると、犬派の人はアウトドア派、猫派の人はインドア派と言えるのではないでしょう。
あなたは犬派と猫派のどちらのタイプ?
それぞれ違った魅力を持っている犬と猫。そんな犬猫に惹かれる犬派の人、猫派の人とでは性格や生活スタイルの特徴が違う傾向にあり、なんとも興味深いところです。あなたは犬派と猫派のどちらのタイプだったでしょうか?
【参考文献】
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!