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トイプードルの夏のカットってどうしてる?サマーカットのメリットとデメリットを知っておこう

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暑い夏、全身が被毛で覆われている犬は熱中症の危険性が高く、暑さ対策の1つとしてサマーカットをする飼い主さんも多いのではないでしょうか。しかし、被毛には紫外線から皮膚を守る役割もあり、短くしてしまうことによってトラブルを引き起こすことも。今回は、トイプードルのサマーカットについて、メリットやデメリット、注意点などをご紹介します。

トイプードルの夏のカットってどうしてる?サマーカットのメリットとデメリットを知っておこう
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目次

  1. サマーカットってなに?
  2. サマーカットのメリット
  3. サマーカットのデメリット
  4. トイプードルはサマーカットした方がいいの?
  5. トイプードルの被毛は自宅でカットしても大丈夫?
  6. 愛犬に合った方法で夏を乗り切ろう

サマーカットってなに?

トイプードル

サマーカット」とは、被毛を短くカットするスタイルで、暑さの厳しい時期に熱中症対策として行う飼い主さんが多いです。決まったカットスタイルはなく、普段より短めにカットすることをサマーカットと呼びます。

そのため、サロンやトリマーさんによって基準が異なるので、飼い主さんのイメージをしっかり伝えておかないと、「カット前とあまり変わらない」、「思っていたより短くなってしまった」、というケースがあります。画像などを見せてお互いのイメージをすり合わせておくことが重要です。

サマーカットは基本的にバリカンが使われることが多く、飼い主さんの希望で刃の長さを選ぶことができるのが一般的です。(その子の皮膚の状態によっては短いものは使用できないといったケースもあります。)

サマーカットがはじめてという場合は長めにしておいて、次回の参考にするとよいでしょう。トイプードルはもともとふわふわしているので、少し短くなっただけでも印象はかなり変わってきます。最初から短くしすぎて後悔してしまわないよう、トリマーさんと相談しましょう。

もちろん、バリカンだけではなく、ハサミでもカットは可能です。しかし、施術に時間がかかり、技術料も別途かかってきます。愛犬の皮膚の状態をみてもらい決めましょう。

サマーカットをはじめる時期としては気温が上がりはじめる4~6月ごろが一般的のようです。涼しくなりはじめたらサマーカットは控えましょう。

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サマーカットのメリット

メリット

愛犬のためによかれと思って行うサマーカットですが、実は賛否が分かれるカットスタイルでもあります。サマーカットのメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット①毛玉ができにくくなりお手入れも楽になる

トイプードルは毛玉ができやすい犬種のため、毎日のブラッシングや定期的なシャンプー、トリミングが欠かせません。しかし、毛足を短くすることでブラッシングがしやすくなるのでお手入れが楽になります。また、毛玉もできにくくなります。

皮膚疾患があり治療中の犬やシニア犬は、被毛が短いことでシャンプーがしやすく、ドライヤーも短時間で済むので、飼い主さんだけでなく、愛犬への負担も減らすことができるのが嬉しいところですね。

メリット②身体に熱がこもりにくくなるので暑さ対策になる

犬は被毛に覆われているので身体に熱がこもりやすいですが、普段より短くカットすることで被毛の中で空気が循環しやすくなり暑さ対策に繋がります。

サマーカットをする飼い主さんのほとんどはここが大きな目的ではないでしょうか。

メリット③汚れがつきにくくなる

巻き毛であるトイプードルは草や汚れなどを巻き込みやすいので、サマーカットをすることで汚れがつきにくくなるというメリットがあります。

また、口の周りや手足、お尻などの汚れも落としやすく、清潔さを維持しやすくなります。

メリット④皮膚病などの予防に繋がる

適度なサマーカットは皮膚トラブルや被毛トラブルの予防が見込めます。毛が短くなることでノミなどの虫が絡まりにくく、蒸れにくいのでかゆみなどのトラブルが発生しにくくなるのです。 

メリット⑤可愛い

トイプードルはさまざまなカットスタイルが楽しめる犬種です。そのため普段のぬいぐるみ感とはまた違った印象になるサマーカットは、飼い主さんたちに人気です。

サマーカットのデメリット

デメリット

デメリット①紫外線の影響を受けやすくなる

皮膚が見えるほど短くしてしまうことで、今まで被毛に守られていた皮膚が直射日光に晒されやすくなり、日焼けや熱中症のリスクが高まってしまいます。犬の皮膚は人間の皮膚よりも薄いので、短くしすぎると紫外線が皮膚まで届きかえって暑く感じてしまうのです。また、人と同じで皮膚がんの可能性も否定できないとの声もあります。

デメリット②冷房が効いた部屋では寒さを感じやすい

被毛が短くなることによって冷風が皮膚に届きやすくなり、寒さを感じやすくなります。プードルはもともと寒さに弱い犬種なので、震えている様子が見られたら設定温度を変えたり、洋服を着せる、毛布をかけてあげるなどといった対策が必要です。

身体を冷やしてしまうことで下痢などを引き起こしてしまうこともあるので、愛犬の様子には気を配るようにしましょう。

デメリット③毛質が変わったり、生えてこなくなることも

あまりにも短くカットすると元の毛質が変わってしまったり、生えてこなくなってしまうこともあります。ふわふわだった手触りがごわごわになったり、部分的に脱毛してしまったら悲しいですよね。個体差があるので全ての子が変わってしまうわけではありませんが、そのような可能性があるということはしっかり認識しておく必要があります。

デメリット④虫に狙われやすくなったり、傷つきやすくなる

被毛が短くなることで絡まりにくくはなるものの、皮膚が見えることで蚊やノミ・ダニなどの虫に刺されやすくなってしまいます。また、他の犬と遊んでいるときの爪や、お散歩中の木の枝などで身体が傷ついてしまうことも。被毛が短くなったことで防御力は下がっているので、何気ない場面でも注意が必要です。

トイプードルはサマーカットした方がいいの?

トイプードル

メリット、デメリットを踏まえたうえで、トイプードルにサマーカットは必要なのでしょうか?

愛犬の様子を見て判断しよう

上述した通り、サマーカットにはメリットがある一方でデメリットもあります。全ての子にサマーカットが適しているというわけではないので、トリマーさん、場合によっては獣医師ともよく相談して決めるのが安心です。無理にカットして毛が生えてこなくなったり皮膚トラブルを起こしてしまっては元も子もありません。普段よりも少し短くする程度であればそこまで大きな問題はないと思われますが、はじめは少しずつ様子を見ながら行うようにしましょう。

子犬期は避ける

成犬になるまでは短くしすぎるのは避けた方がよいでしょう。成長過程であり、皮膚を保護する役割のある被毛を短くしすぎるのは外部の刺激や紫外線の観点から望ましくありません。また、子犬は体温調節が未熟なので、サマーカットをすることでより困難になってしまうことが考えられます。どうしても、という場合は少し長めに毛を残すのをおすすめします。

シニアは体調をみて

長時間のトリミングは負担になってしまうので、お手入れしやすい長さをキープするよう調整してカットしてもらうとよいでしょう。子犬と同様、体温調節が苦手になるので、短くカットしたあとは寒くないよう洋服を着せてあげたり毛布をかけてあげるなどの配慮も必要です。排泄時に汚れやすいお尻周りなどは短めにカットしてあげるとお手入れが楽になります。

サマーカットした後の注意点は?

普段より被毛が短いことで保温機能が下がっているので、室内の温度調節に気をつけてください。寒がっている場合は温度を上げたり洋服を着せてあげるなどの対策をとりましょう。デメリットの項でも述べましたが、虫刺されや擦り傷、切り傷などの怪我にも注意が必要です。

トイプードルの被毛は自宅でカットしても大丈夫?

トイプードル

目の周りや足の裏など部分的なカットであれば自宅でも可能ですが、全体的にカットするのはプロにお任せするのがおすすめです。というのも、トイプードルの被毛は巻き毛のためカットするのが難しく、飼い主さんの思い通りのイメージに仕上げるのはなかなか至難の業になります。また、痛い思いなどをしてしまうと今後自宅でのカットが難しくなってしまうので、初めはプロにやってもらうと安心です。

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愛犬に合った方法で夏を乗り切ろう

トイプードル

大人と子どもでは、子どもの方が地面に近いため体感温度が異なり、より暑さを感じやすいというのは最近よく耳にしますよね。ということは、子どもよりも地面に近い位置を歩く犬はもっと暑さを感じていることになります。いくらサマーカットをしているからとはいえ、日差しが強い時間帯は避け、暑さが和らぐ時間帯にお散歩に行くようにしてくださいね。

また、短くしすぎると本体の毛質が失われたり、寒さや暑さを感じやすくなってしまうことも留意しておかなければなりません。サマーカット以外にも暑さ対策はあります。サマーカットにこだわらず、メリット・デメリットをしっかり理解したうえで愛犬に合った方法で快適に夏を過ごしてください。

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この記事のライター

choco

シェルティとの生活に憧れる社会人です。みなさんの愛犬との暮らしがより豊かになるような情報を発信できたら、と思っています!

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