トイプードルは毛色や見た目で値段が変わる?値段相場や生涯費用について知ろう
トイプードルは見た目の愛らしさ、賢さや社交性の高さから多くの愛犬家たちの間で長年愛されている犬種です。トイプードルのお迎えを考えた時、一番気になるのは値段ではないでしょうか?不動の人気を誇るトイプードルですが、一体いくらなのか、どこで購入すればいいのか、飼育費用や生涯かかる費用っていくらなのか?今回はトイプードルを飼う上でかかる費用について解説していきたいと思います!
目次
トイプードルの生体の値段相場は・・・
トイプードルの価格は、約30万円前後が相場となっています。
人気のある犬種なので、価格自体高めに設定されていることが多く、値段も下がりにくい傾向にあります。
そもそも犬(生体)の値段に定価という概念はありません。どのようにして値段が決まるかと言うと、ブリーダーやペットショップが、市場の相場や需要と供給、犬の質などによって決まります。そのため15万円~100万円以上の価格差がある事も少なくありません。
トイプードルの生体価格に差が生まれる要因とは
どのような条件でトイプードルの価格が高くなったり低くなったりするのか気になりますよね。ここでは価格設定の要因についてご紹介します!
要因① |毛色や毛質
毛色によって値段に差があります。トイプードルの毛色はとても豊富で、14種類ほど存在していると言われていますが、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)で公認されている毛色は11種類です。
その中でも『アプリコット』『レッド』『クリーム』などが人気で、他にも希少カラーとして『シルバー』『ブラウン』も値段が高めに設定されています。
毛質は、トイプードルの魅力の1つでもあるお洒落なカットやアレンジがしやすい毛質であるかという所がポイントになります。
『毛質が柔らかすぎない』『毛量が多い』プードルはアレンジや様々なバリエーションのカットができるため通常よりも5〜10万円程度高くなる傾向にあります。
要因② |性別
実は性別でも多少生体価格に差があります。これは犬全体で言えることですが血統のある犬はオスよりもメスの方が価格が高く、その差は約5〜10万円ほどです。メスの方が高い理由として
・オスよりもサイズ感が小さい
・繁殖のためメスはブリーダーが手元に残すことが多い=販路に出ること自体が少ないため希少となってしまう
・性格が穏やかな子が多くしつけがしやすい
などがあげられます。トイプードルも同じようにメスの方が価格が高い傾向にあります。
要因③ |血統書の有無
血統書つきのトイプードルは、値段が高くなります。基本的にはJKCが定める血統書の規定に当てはまるかどうかで価格は変わってくるようです。
その他にも、ドッグショーなどで、チャンピオンになった親犬の血統を引き継ぐトイプードルは、値段が高くなりその価格は約100~150万円だそうです。
要因④ |外見・見た目
毛色同様に見た目や外見でも価格が変わることがあります。高値がつく基準として以下のようなことがあげられます。
・体格が小さい(成犬時体高24cm程度)
・目の形が丸く、大きい。
・マズル(鼻の長さ)が短い(成犬時で3cm程)
・歯並びは嚙み合わせに不具合がなく、アンダーショット※/オーバーショット※ではないこと。
※アンダーショット・・下の歯が前に出ていること
※オーバーショット・・上の歯が前に出ていること
体格については体が大きくならないよう悪徳ブリーダーがわざと十分な栄養を与えず販売している場合があるので注意が必要です。
要因⑤ |年齢
これも全犬種に共通して言えることですが子犬の方が価格が高く、成犬になるにつれて価格は安くなっていきます。
一般的に、生後2ヵ月がもっとも高い時期に設定され、生後4ヶ月を過ぎると安い時期に入ると言われています。子犬の方がしつけがしやすく、年齢が上がるにつれて、しつけが難しくなるなどが要因としてあげられるようです。
要因⑥ |健康面
遺伝性の疾患を抱えている場合や健康面に不安がある場合、相場よりも値段が安くなります。そう言ったことをちゃんと事前に表記しているペットショップやブリーダーがほとんどだと思いますが、中には売れ残りにならないよう病気について表記しないこともあります。
極端に低い価格で販売されている場合は、トラブル防止のためにも購入前に親犬の病歴や先天性の病気の有無についてはしっかりと確認するようにしましょう。
購入場所によっても価格は変わる?
トイプードルは購入する場所によっても価格が変わってきます。購入場所としては、ブリーダー・ペットショップなどがあげられます。
ブリーダー:約30万~100万前後
ペットショップ:約20万~80万前後
ペットショップで購入する方が、ブリーダーよりも安く購入できるように感じられますが、はたしてペットショップで購入する方が良いのでしょうか?
ここではペットショップ・ブリーダーそれぞれから購入するメリットとデメリットを解説したいと思います!
ペットショップで購入するメリット
①様々な犬種を1度にみて決めることができる。
犬は飼うけど犬種まで決めれてないって方には、いろんな犬種を1度で見比べられるので選択肢の幅が広がりますよね。
②犬を飼う時に必要なペット用品も揃えることができる。
ペットフードやトイレ用品など飼育に必要なグッズもまとめて買い揃えられる点がメリットと言えます。
③好きなときに行ける。
自分のスケジュールや都合に合わせていくことができます。
④補償やアフターケアが充実している。
ショップによって独自の病気補償や生命補償が付いている店舗もあります。店舗によっては動物の生命保険に加入することも可能です。
ペットショップで購入するデメリット
①親や兄弟から引き離すのが早い。
生後すぐに親兄弟から離されてしまうと、子犬にとってストレスになったり、兄弟たちとのじゃれ合いの中で学ぶことができる社会性を身につけることが難しいため無駄吠えや噛み癖など、問題行動を起こす場合があります。
②狭いスペースでストレスがかかりやすい。
殆どのペットショップでは犬に必要な生活スペースを十分にとれてないため運動不足でストレスがかかりやすい環境です。ストレスがかかった犬は噛み癖や食糞などの問題行動をおこす場合がありますので注意が必要です。
③親犬の情報や状態が分からない。
全てのペットショップではありませんが、親犬の情報、血統が分からないことがあります。そういった場合遺伝性の疾患の有無も分からないことが多いです。
ブリーダーから購入するメリット
①親の状態が見られる。
良質なブリーダーであれば親や兄弟、血統書も実際に見せてくれるはずなので、どんな親の元から生まれたか子犬なのかを確認することもできます。親や兄弟が見られれば子犬が成長した後の姿や性格なども想像しやすいことがメリットと言えるでしょう。
②専門的な知識やアドバイスを直接聞くことができる。
ペットショップの場合は販売店員に知識のムラがあることがあります。その点ブリーダーであれば子犬の飼育も経験していますし扱いにも慣れていることからしつけの仕方やアドバイスを直接もらうことができます。
③適正価格で購入することができる。
これは血統や犬種にもよりますが仲介業者等を使わないのでブリーダーさんによっては値引をしたりしてくれることもあるそうです。
ブリーダーから購入するデメリット
①気軽に見に行けない。
訪問や見学の場合は、事前予約や連絡が必要です。ペットショップのように空いた時間でちょっと見に行くということは難しいことが多いです。
②良質・悪質ブリーダーかの見分けが必要。
残念ながら利益重視のブリーダーが中には存在します。商売のためだけに繁殖をおこない、劣悪な飼育環境で多数のペットを飼育している悪徳ブリーダーです。良質か悪質かは自身の目で見極めることが大事です。事前に知識を身に付けて見学に行くようにしましょう。
③希望する犬種のブリーダーが近くにいない。
その場合は遠出をして見学しにいくか、出張してもらうかになりますが。その分交通費なども加算されます。
ショップ・ブリーダーそれぞれメリットデメリットがありますが、一概にどっちが良いと言う断言はできません。それはお店やブリーダーによって良いか悪いかが分かれるからです。
お迎えを検討している方はブリーダー・ペットショップを問わず、購入先については事前に確認し、真摯に対応してくれる場所を選びましょう。
トイプードルの生体以外にかかる費用は?
犬は購入してからも費用がたくさんかかります。
トイプードルを購入後、生涯にかかる費用を把握して、最後まできちんと飼うことができるかを判断することが大切です。
ここからは犬を飼う際の初期費用から年間にかかる費用、生涯費用などご紹介していきます!
初期費用
畜犬登録料 | 3,000円前後 |
狂犬病予防接種 | 3,500円前後(※発行手数料込み) |
ワクチン接種 | 3,000~10,000円/回(初年度のみ2~3回接種が必要) |
生活に必要なグッズ | 2万円~7万円 |
避妊・去勢手術※行う場合 | 3万~8万円 |
トイプードルをお迎えする前に必要な生活グッズは以下があげられます。
□ドッグフードやミルク・食器
□トイレ・トイレシート
□首輪やハーネス・リード
□ケージやサークル・キャリーバッグ・ベッドや毛布
□ブラシやコーム・爪切り
□おもちゃ
年間費用
狂犬病ワクチン(年1回) | 3,000円前後 |
ワクチン(年1回) | 5,000~10,000円(病院・内容によって変わる) |
健康診断(年1回) | 3,000~20,000円(病院・内容によって変わる) |
ノミダニ予防薬(年1回) | 10,000~20,000円(病院・内容によって変わる) |
フィラリア予防薬(8か月分) | 5,000~15,000円(病院・内容によって変わる) |
トリミング費用(※1~2ヵ月に1回の場合) | 40,000~120,000円 |
ドライフード(月1,000~5,000円として) | 12,000~50,000円 |
ウェットフード(月3,000~5,000円として) | 36,000~60,000円 |
おもちゃ(月1,000円として) | 12,000円 |
消耗品(トイレシートやリードの買い替えなど) | 20,000~50,000円 |
合計(1年間) | 143,500~360,500円 |
※合計を平均すると約1年間で252,000円になります。
生涯費用
トイプードル平均寿命は14~17歳と言われていますので、生涯費用は約250~300万円と言われています。
また、病気や怪我をした場合には上記以外にも治療費が発生します。犬の治療費は全額負担となるためどうしても高額になります。もしもの事態に備えてペット保険に加入をしておくと安心かもしれません。
【まとめ】トイプードルの値段相場は様々な理由で変動する。
トイプードルの値段相場は毛色や血統、どこで引き取るかなど様々な理由で変動します。
購入する場合には、まずどこで購入するか、悪質ではないか。など事前に下調べをしっかりとしましょう。
またトイプードルを飼ってからが始まりですので、生涯家族として一緒に暮らしていけるか・病気になってもちゃんと飼えるか、事前によく調べ確認して、お迎えを決めた時は、最後まで愛情いっぱいに育ててあげてくださいね。
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この記事のライター
ずーこ
動物全般が大好きで現在は猫を飼ってます!犬もだいすきなのでpetanでは犬に関する様々な情報を発信していきたいと思います!!
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