ポメラニアンの毛は放置したら大変!毛玉を作らない日常ケアとは?
もふもふの被毛とクリっとした目が可愛らしい小型犬のポメラニアン。毛色のバリエーションやカットの種類が豊富な犬種であることはご存じですよね!そんなポメラニアンは被毛のケアを怠ると毛玉のオンパレードに・・。今回はポメラニアンの毛玉対策や毛玉の正しい取り方、日常のブラッシングケアなどをご紹介します。
目次
ポメラニアンの毛の特徴は?
まずはポメラニアンの毛の特徴についてご紹介したいと思います!ポメラニアンの毛の特徴を理解できれば、いかに日常のケアが重要かということがきっとお分かりいただけると思います!
ポメラニアンの被毛の構造や特徴
ポメラニアンの毛並みは、触り心地のよいダブルコートが特徴です。
【ダブルコート】とは硬くて太い「オーバーコート」と、細くて綿毛のような「アンダーコート」の二重構造になっているタイプのことを言います。
オーバーコートには『皮膚を保護する役割』があり、アンダーコートは『保湿や保温などの体温調整』の役割があります。寒さから身を守り体温を保てるように短く密集して生えているのが特徴ですね。
顔の周りや胸元の毛は長く、しっぽの飾り毛は扇のように広がっています。パッチリとした丸い目、背中に向けて巻いてる尻尾と、独特の豪華な毛吹きが魅力的ですよね。
毛色はJKC(一般社会法人ジャパンケネルクラブ)の公認色が13種類、それ以外を含めると20種類以上もあると言われています。
【JKC(ジャパンケネルクラブ)公認カラー】
・オレンジ
・ホワイト
・ブラック
・クリーム
・レッド
・ウルフセーブル
・ブラウン
・ビーバー(イザベラ)
・ブルー
・クリーム・セーブル
・オレンジ・セーブル
・ブラック・アンド・タン
・パーティカラー
ポメラニアンに毛玉ができる原因は?
ダブルコートのポメラニアンは毛が長く、年間を通して抜け毛が多いです。換毛期は年2回(春と夏)にありこの時期に大量に毛が抜けますが、ポメラニアンは特に春の換毛期にアンダーコートが大量に毛が抜けます。そしてこの換毛期に抜け落ちた毛が他の毛に絡まると体が毛玉だらけになってしまいます。
ポメラニアンに毛玉が出来る主な原因は以下になります。
- ブラッシング不足
- 毛の摩擦(こすれ)
- 毛の汚れ
- 静電気
- シャンプー後のブロー不足など
毛玉ができやすい場所は首周り・お腹・脇・足の内側・耳の後ろ・お尻周りなどです。さらに普段からお洋服を着ている犬は、服の繊維と被毛が擦れて全身に毛玉ができやすくなります。
毛玉が引っ張られることで痛みも伴うことがあります。また、毛玉には汚れもたまりやすく、通気性も悪くなるため皮膚病を引き起こしたり、出来た毛玉を気にしてかじって消化できずに毛玉を吐いてしまう可能性もあるので毎日のケアやしっかりした予防が重要になります。
ポメラニアンに毛玉ができてしまった場合の対処法は?
ポメラニアンに毛玉ができてしまった場合は、毛玉の大きさによって対処法を変える必要があります。
まだ毛玉が小さい時は・・・
準備するものは『スリッカーブラシ』です。
いきなり毛玉からブラッシングしてしまうと痛がったり違和感があって嫌がる可能性があるため、まずはリラックスしてもらうために毛玉のない場所からブラッシングしていきましょう。ブラッシング嫌いな子にはおやつを与えながら行うとよいですよ。
毛玉をほぐす際は、毛が引っ張られてしまうと痛いので、手で肌を押さえながら根元ではなく毛玉の先から少しずつほぐすのがコツです。
毛玉をほぐしてくれるグッズなども販売されているので併せて使うのもオススメです。
オススメの毛玉ほぐしスプレー・ブラシ
・オススメブラシ: AIDIYA 毛玉取り
・オススメスプレー:mofuwa グルーミングスプレー
毛玉が大きい時は・・・
上記で対処が難しい場合はスキバサミで軽くほぐしてスリッカーブラシでとかしてみましょう。
毛玉がかなり大きくなってしまっている場合は、毛玉自体をハサミやバリカンで切ってしまう方法もあります。この方法は犬が痛がらず直ぐに毛玉を取り除くことができますが、切った部分だけ毛が短くなってしまうので、見た目の問題もあります。
ハサミに慣れていなくて愛犬の地肌を傷つける可能性がある場合はトリミングサロンに相談することもオススメです。
毛玉を作らない!ポメラニアンの被毛の日常ケア方法は?
ポメラニアンの最大の魅力とも言えるふわふわの毛並み。飼い主さんとしては愛犬に毛玉は作りたくないですよね。ここでは日常で出来る毛玉ケア対策や被毛のお手入れ方法をご紹介します。
ブラッシングについて
ブラッシングはできれば毛の長いポメラニアンは毎日してあげた方が良いのですが、多忙で時間がなかなか取れない飼い主さんもいらっしゃると思います。
できれば週2~3回の頻度、最低でも週に1度は全体的にブラッシングをしてあげましょう。
ブラッシングをしてあげる際はいきなりスリッカーブラシやピンブラシを使うのではなく、まずはコームで梳かしながら毛玉をチェックすると良いですよ!毛玉を見つけたら先ほどご紹介した通りに毛玉をほぐしてあげましょう。チェックが終わったらスリッカーブラシなどに代えて毛の流れに沿ってブラッシングしましょう。
ブラッシングには被毛を綺麗にしたり、毛玉を出来にくくする以外にもブラシで皮膚を刺激して血行を良くする効果などもありますよ!
シャンプーについて
次にご自宅でおこなうシャンプーですが、頻度は月に1回夏場など汗や汚れが気になる時期は月2回のシャンプーがオススメです。少なくない?と思う方もいらっしゃるかと思いますが皮脂を落としすぎてしまうと「皮膚炎」の原因になりますので、臭いや汚れが気になる以外は基本的に月1程度で十分です。
シャンプーのポイントは
①お湯は30~35度のぬる湯で、低めの水圧に設定。
熱いお湯を使ってしまうと犬にとって必要な皮膚のバリアー機能や油分まで洗い流してしまいます。冬場の寒い時期はお湯の温度を上げるのではなく浴室と室内の温度を暖めておくなどの工夫をしましょう。
②シャンプー剤を使う前に最初に愛犬の全身を濡らす。
これだけでも埃や汚れがある程度は落ちるので先に全身を濡らして予洗いしてあげましょう。
③シャンプー剤は直付けではなく泡立ててから。
直接つけてしまうと洗い残しで皮膚トラブルに繋がる可能性があります。泡立ててあげることで洗浄力も上がります!
④力を入れ過ぎない。
自分でおこなうシャンプーと同じ力量でやってしまうと骨が細いポメラニアンには負担がかかってしまうので洗う時の指圧は優しくが基本です!
⑤シャンプーリンスは洗い残しに要注意。
ポメラニアンは毛量が多いのでシャンプーやリンスの洗い残しには注意が必要です。フケや炎症、かゆみの原因になってしまいますので洗い流しの際には、しっかり被毛を搔き分けて毛ではなく皮膚を洗うようなイメージで流してあげましょう。
⑥しっかりと毛を乾かす。
実は犬にも「キューティクル」が存在しているのをご存じですか?
犬の毛も人と同じで、濡れた毛をタオルでゴシゴシ力強く拭いたり、濡れた毛を放置するとせっかくのキューティクルがボロボロになってしまいます。
タオルドライはふんわり包み込んで吸水・ドライヤーは愛犬から離して皮膚から乾かしてあげましょう。
⑦出来れば仕上げに保湿剤を使うと◎
仕上げの保湿をするとしないでは、皮膚・被毛の状態は大きく変わります。
特にシャンプー後は皮膚が乾燥しやすくなっています。保湿剤はドライヤーをかける前に塗布することが大切です。
オススメ保湿剤:ボクモ(BOKUMO.) スキンケアローション
ポメラニアンは毛玉が出来やすい犬種。日常ケアが重要ポイント!
ポメラニアンは抜け毛が多く、お手入れやお掃除の面で少し大変な犬種です。特に換毛期には抜け毛の量が大幅に増えるので、ブラッシングなどお手入れがかかせません。毛玉ができてしまった場合は放置すると痛みや皮膚炎などのトラブルにつながる恐れがあるので、できるだけ早めに取り除き自分の力では難しい場合はトリミングサロンなどプロにお任せしましょう。
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この記事のライター
ずーこ
動物全般が大好きで現在は猫を飼ってます!犬もだいすきなのでpetanでは犬に関する様々な情報を発信していきたいと思います!!
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