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ミニチュアダックスの室内での飼い方!最適な環境を作るためのポイントをご紹介

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ディズニー映画『トイ・ストーリー』のキャラクターとしても登場するミニチュアダックスフンドは、日本に限らず世界中で人気の高い犬種です。ジャパンケネルクラブ(JKC)によると、国内の登録頭数は上から5本の指に入るほど多く、親分類にあたるダックスフンドの中でも「カニーンヘン」ダックスフンドと「スタンダード」ダックスフンドを大きく引き離し、「ミニチュア」ダックスフンドの登録頭数が最も多くなっています。

そんな人気犬種であるミニチュアダックスフンドは、一般的に飼育しやすく初心者にもおすすめと言われていますが、一緒に暮らすためには、事前にその子の特徴に合った環境を整えてあげることが大切です。

ここでは、ミニチュアダックスフンドの飼育を検討している方のために、最適な環境づくりについて詳しくご説明します。

ミニチュアダックスの室内での飼い方!最適な環境を作るためのポイントをご紹介
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目次

  1. ミニチュアダックスの室内での飼い方|適した環境
  2. ミニチュアダックスの室内での飼い方|温度・湿度
  3. ミニチュアダックスの室内での飼い方|お手入れ・ケア方法
  4. ミニチュアダックスにとって心地のよい室内環境を整えてあげよう

ミニチュアダックスの室内での飼い方|適した環境

ミニチュアダックスフンド
strollers

 ミニチュアダックスフンドは足が短めで胴が長い体型をしていることから、その特徴ゆえ、他の犬種と比較して椎間板ヘルニアに罹患しやすいとされています。そのため、ミニチュアダックスフンドを迎え、室内で育てる際には、できるだけ彼らの体型を考慮した環境づくりが大切です。 

まずは段差をなくす

 椎間板ヘルニアは足腰に負担がかかることによって発症しやすくなります。胴長・短足であるミニチュアダックスフンドにとっては、人間が何とも思っていないちょっとした段差の昇り降りや、飼い主さんを追いかけようとソファーから一気に飛び降りることなどで、足腰に大きな負担をかけてしまいます。

階段の段差やソファーからの飛び降りなどにより足腰に負担がかかるため、愛犬が行動する範囲には、室内の段差を小さくするアイテムなどを活用し、段差を減らしていくようにしていきましょう。ソファーの段差には、専用のドッグステップやスロープを用いたり、車から降ろす際には、抱きかかえてあげるなどの配慮も必要です。さまざまなアイテムが販売されていますので、ぜひ自宅のレイアウトなどから設置しやすいものを選んで活用してみてください。

滑りにくく歩きやすい床材

 本来野生の犬たちは、室内での暮らしに適応した体の構造をしていません。そのため、人間にとっては踏み心地の良いフローリングや畳などの床材でも、犬にとっては滑りやすく生活しづらい環境と言えます。

走り回る時に滑って脱臼などの怪我をすることもあれば、長期間滑りやすい環境で暮らすことでヘルニアになるリスクも上がります。特に、ロングヘアーやワイヤーヘアーのミニチュアダックスフンドの場合は、毛が伸びてくると肉球の間からはみ出した自分の毛を踏んで歩くことで、特に滑りやすい犬種とも言えます。

愛犬を迎える際は、行動範囲全体にクッション性のあるジョイントマットや絨毯など、滑らない床材を敷き詰めるのがよいでしょう。もし、室内全体の改造が困難な場合は、愛犬が室内行動をする際は通気性が良く滑り止め付きの靴下を履かせるのも有効な手立てです。

ミニチュアダックスの室内での飼い方|温度・湿度

ミニチュアダックスフンド
35mmMan

 ミニチュアダックスフンドに限らず全身を毛に覆われた犬は、一部の犬種を除きほとんどが暑さに弱い体質です。冬場は、人間が適温に設定している限り寒さで体調を崩すことはなくても、特に暑い季節になると、場合は室内での熱中症にかかりやすいので注意が必要です。

ミニチュアダックスフンドの場合も、短毛か長毛かによって室内の適温は多少違うものの、大体20℃前後が快適な温度と言われています。日本の高温多湿気候では、気温がそこまで高くなくても湿度が高くジメジメとした空気の日も多くあります。室温を快適に保っていても、湿度が60%以上だと愛犬が熱中症になる可能性があるので、温度と湿度の両方に気を配る必要があります。

夏場の対策

 夏は、特に熱中症に注意が必要です。室内の空調は25〜28℃程度に設定して、激しくパンティングしていないか、こまめに水を飲んでいるかなど注意が必要です。室内ではカーテンを締めて直射日光を防いだり、エアコンを常時稼働させ、適切な温度を保つようにしましょう。

また、ミニチュアダックスフンドの被毛はアンダーコートとオーバーコートのダブルコートとなっていますので、自然な換毛を促進させながら、換毛期にはブラッシングを行なってあげることで、副毛を抜いてあげることを意識してみてください。

また、日中の外出は避けるようにし、どうしても外に出る必要がある場合は自分自身の手でアスファルトの温度を確認し、5秒以上触っていられないほど暑い場合は外出を避けましょう。他の犬種と比べてミニチュアダックスフンドは、地面との距離が近いためアスファルトからの照り返しなどの影響を大きく受けます。室内では適切な温度・湿度を保ち、外出時には十分注意してください。

冬場の対策

 ミニチュアダックスフンドは、小型犬の中では比較的寒さに強い犬種です。しかし、何の対策もしない室内で長時間留守番させるなどは避け、エアコンで室温を調節するか毛布やその他暖房器具などを活用して快適に過ごせる環境を提供してあげましょう。

冬場の散歩では、ダウンジャケットなど暖かい洋服を着せてあげるのもおすすめです。ミニチュアダックスフンドの服はダックス用のサイズであるDがつくタイプ(DSやDMなど)を選ぶとぴったりな大きさを見つけられると思います。

ミニチュアダックスの室内での飼い方|お手入れ・ケア方法

ミニチュアダックスフンド
35mmMan

 室内飼いとは言っても、ミニチュアダックスフンドには定期的なブラッシングやシャンプー、耳掃除が必要です。 

ブラッシング

 ブラッシングは死毛の除去や汚れの除去だけなく、マッサージ効果もあります。血行促進効果にもつながりますので、是非毎日行ってあげてください。ブラッシングにはスリッカーブラシやコーム、ラバーブラシなどを活用するのがおすすめです。また、ブラッシング時は愛犬の身体にゆっくりと長く触れることから、愛犬とのコミュニケーション方法としても有効です。毎日のブラッシングで、愛犬との信頼関係を築きましょう。 

定期的なシャンプー

 ミニチュアダックスフンドは、皮膚に脂分が多いため皮膚疾患に注意が必要な犬種です。余分な脂分を定期的なシャンプーで除去してあげないと、皮膚炎を起こしやすくなってしまいます。かゆみが発症すると、掻いたり、掻き壊しによる出血もみられる場合があります。発症しないためにもケアは十分にしましょう。 

耳掃除

 ミニチュアダックスフンドは垂れ耳の犬種のため、耳の中が蒸れて外耳炎などを発症しやすいと言われています。そのためイヤークリーナーなどを活用した定期的な耳のケアも必要となります。

耳ケアの手順としては、イヤークリーナーを耳に垂らし、根元をもみもみしたあと、犬にぶるぶると振るってもらうと汚れが外に飛び出ます。耳周りに残った液体をコットンで拭き取って終了です。もともとシートに液体がしみ込んでいるタイプなども販売されていますので、愛犬と飼い主さんに合うものを探してみてください。

ミニチュアダックスにとって心地のよい室内環境を整えてあげよう

ミニチュアダックスフンド
35mmMan

 ミニチュアダックスフンドは、賢くしつけやすい性質なため、初心者にもおすすめの犬種です。一方で、愛犬の一生を預かるということを十分理解し、彼らにとって負担が無い飼育環境づくりを心掛ける必要があります。罹患しやすい病気の対策はもちろんのこと、エアコンなどで室内環境も整えてあげてください。

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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