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愛犬とのお散歩中に気を付けたい!犬が食べると中毒症状を起こす花や植物についてご紹介

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庭や散歩道に咲いている花や植物。季節ごとにさまざまな色や香りに変化するため、そんな花や緑を見ながら愛犬と散歩するのも楽しいものですよね。しかし、犬にとって危険な植物は身近にあり、それを誤って食べてしまうと中毒を引き起こしてしまうこともあります。今回は、意外に知られていない、犬にとって危険な植物についてご紹介します。この機会に、食べ物以外にも起こる中毒症状について知っておきましょう。

愛犬とのお散歩中に気を付けたい!犬が食べると中毒症状を起こす花や植物についてご紹介

目次

  1. 散歩中によく見かける犬にとって危険な花や植物は?
  2. 犬が中毒症状を起こす花・植物を食べてしまったときの対処法とは?
  3. 愛犬を危険な植物や花から守ろう

散歩中によく見かける犬にとって危険な花や植物は?

 犬が食べてしまうと中毒症状を引き起こす花や植物にはどのような種類があるのでしょうか?まずは、普段の散歩中に目にしやすいもの・観葉植物や花束として家に飾られやすいものを中心にピックアップしましたので、1つずつチェックしていきましょう。 

  1. チューリップ
  2. アジサイ
  3. すずらん
  4. スイセン

1.チューリップ

 春になるとよく見かけるチューリップは、鉢植えにもよく植えられる可愛くてポピュラーな花です。 しかしチューリップにはツリピンという有毒成分が含まれています。花、茎、葉、球根の全草に含まれており、犬が食べてしまうと下痢や嘔吐といった中毒症状を引き起こします。また、成分が皮膚につくと炎症を起こしてしまう可能性もあるので注意してください。 

チューリップ
Skitterphoto

2.アジサイ

 梅雨の季節に咲くアジサイは、玄関先や公園、広場などにも植えられているため見かける機会が多い植物です。 実はこのアジサイにも、中毒の原因となるアミグダリンという物質が含まれています。このアミグダリンそのものが有毒というわけではありません。犬がアジサイを食べると、消化するときにアミグダリンが酵素に反応して、シアン化水素が発生します。このシアン化水素が猛毒であり、中毒を引きおこす原因となります。また、根と花が咲く前のつぼみにはアミグダリンが多く含まれているため、特に注意が必要になります。 

あじさい
ChiemSeherin

3.すずらん

 小さなすずらんの鉢植えは、家の中にも飾りやすいものです。しかし、すずらんにはコンバラトキシン・コンバラマリン・コンバラトキソール・コンバロシドという有毒成分が含まれています。特に花と根には有毒成分が多く含まれるために注意が必要です。 中毒症状は嘔吐や血圧の低下、心臓麻痺を引き起こす可能性があります。その毒性は高く、最悪の場合は命に関わる危険があるので要注意です。花瓶に花を活けている場合、その水にも成分は出ますので、絶対に犬が飲まないように注意しておきましょう。 

すずらん
Mareefe

4.スイセン

 多年草のスイセンは野生としても咲いていることが多く、毎年冬から春にかけて咲きます。花、葉、茎の全てに中毒成分のリコリンとシュウ酸カルシウムが含まれています。犬の中毒症状には、嘔吐や下痢、接触性皮膚炎などがあります。特に茎には中毒成分が多いため注意が必要です。また、スイセンの葉はニラとよく似ているため、人が間違えて食べて中毒になってしまう事故の報告が少なくありません。 

スイセン
Ralphs_Fotos

その他|犬が食べると中毒症状を起こす花・植物たち

  • ユリ
  • アサガオ
  • ヒガンバナ
  • シクラメン
  • パンジー
  • ポインセチア
  • ツツジ
  • ヒアシンス
  • カーネーション

犬が中毒症状を起こす花・植物を食べてしまったときの対処法とは?

犬
Pitsch

 愛犬にとって危険な観葉植物は他にもあります。知らずに家に飾ることのないように気を付けておきましょう。

万が一、犬が中毒症状を起こす植物を食べてしまったら、症状が出ていなくても病院で診てもらう必要があります。中毒症状はその成分によって症状が出るまでの時間が異なります。また、犬の体質や食べた量によっても中毒症状は様々です。まずは病院に電話をして、獣医さんの指示に従いましょう。食べた量や時間・花や植物の種類をしっかり伝えることが大切です。

病院に行くまでの間にできること

 犬が植物を食べた時に、口の周りに成分が付着しているおそれがあります。舐めてしまうと更に中毒症状がひどくなる可能性があるため、濡れたタオルなどでしっかり拭き取っておくことが大切です。 

愛犬を危険な植物や花から守ろう

犬
yamabon

 私たちの身の回りには、愛犬にとって危険となるものがたくさんあります。 しかしそれらは、飼い主さんの知識があれば防げるものばかりです。大切な愛犬を危険な目にあわせないためにも、日頃から情報収集をした上で自宅では愛犬の手の届かないところに置いたり、散歩中には拾い食いに注意しましょう。 

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komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

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