うっかりやりがちな犬のダメ習慣をご紹介|飼い主が気を付けるべき愛犬への接し方とは
愛犬と接する時、思わず人の感覚で接していることはありませんか?犬と人の感覚は異なるため、日常的な習慣が犬の負担になっている場合があります。犬のためを想った行動でも、それが逆効果だと悲しくなりますよね。
今回は、うっかりやりがちな愛犬に対してのダメな習慣についてお話ししていきます。
犬のダメ習慣【1】人間に合わせた生活リズム
家事や仕事をこなしていると、毎日同じスケジュールで過ごすのも難しいですよね。ですが、犬の生活を人間に合わせるのは少し考えものです。
犬にとって不規則な生活は「ダメな習慣」そのもの!犬の健康のためにも、食事・運動・睡眠のリズムは必ず整えてあげましょう。
不規則な食事の時間
成犬であれば、朝・晩2回の食事のサイクルは必ず守りましょう。朝あげるのを忘れたから昼に食べさせる、といった事はないように、ある程度等間隔で与えて犬の体に負担がかからないよう気を付けてください。
ただし、毎日同じ時間に食べさせる必要はなく、多少時間をずらした方がしつけに効果的な場合もあります。いつも同じ時間に食事が出てくると、ご飯が出てくるまで吠えたり少し時間がずれるだけでストレスを感じる可能性もあります。
基本的な主導権は飼い主にあるということを食事のタイミングを通してしつけ、ダメなことは日頃からしっかり教えていくと良いでしょう。
毎日散歩の時間が取れない
雨の日やどうしてもスケジュールが合わない日は除いて、犬の散歩は毎日行く事が大切です。人間に合わせる事も時には必要ですが、犬にとって散歩は唯一の気晴らしの時間です。ストレスの発散や運動不足解消のためにも、毎日少しでも散歩の時間をとってあげましょう。
散歩の時間の目安としては、どの犬も朝夕2回、小型犬なら1回につき15〜30分、中型犬なら30〜40分、大型犬なら1時間程運動させてください。休日にドッグラン等でまとめて運動させるのも良いですが、散歩は犬にとって脳の刺激になるので毎日欠かさないようにしてあげましょう。
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夜更かしによる睡眠時間への影響
犬は昼間もよく寝ているように見えますが、実のところその眠りは浅く1回の睡眠では十分に疲れは取れていません。そのため1日に必要な睡眠時間は長く、人間に合わせて夜更かししてしまうと体調を崩す原因になってしまいます。
犬にとって眠りにくいダメな環境としては、「部屋が明るい」「テレビの音量が大きい」といった要因が挙げられるので、出来るだけ静かで薄暗い快適な寝床を用意してあげてください。
犬は寝ていても飼い主の行動を気にしているので、犬の健康のためにも夜更かしはほどほどにしておきましょうね。
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犬のダメ習慣【2】なんでも叱るしつけ
犬がダメな事をしたらついつい叱ってしまいたくなりますが、実はそれが犬にとってストレスになっている可能性があります。
人間の子供であれば分かるような事でも、人間の言葉が分からない犬にとっては理解する事が出来ません。犬がいたずらをしたとしても感情のままに叱ったりせず、正しいアプローチで何がダメなのかを学んでもらいましょう。
正しい叱り方
基本的には叱らず、褒めて信頼関係を築くことを大切にしましょう。部屋の中で犬がいたずらしそうな物はあらかじめ取り除き、いつもはしないような行動が見られたら叱る前に体調がおかしくないかチェックしてあげてください。
どうしても叱る必要がある時は、短い言葉ですぐに叱りましょう。現行犯で叱らなければ意味はないので、ダメな事をしたらその場で叱り、その後は引きずらずにすぐに切り替えます。
他にも、ダメな事をしたら遊ぶのをやめる、天罰を起こす(誰がしたのか分からない嫌な事が起きる)等を取り入れて、出来るだけ直接叱らないようにする事が大切です。
犬が感じるストレス
犬はいたずらをしてもそれが何故ダメなのかよく分かっていません。しかし、それを理解させるために大きな声で怒鳴りつけたり物理的に押さえつける等すれば、犬との信頼関係が崩れてしまう可能性もあるのです。
叱られて恐怖を感じた犬は飼い主に対してストレスを感じるようになります。日常的にストレスを溜めこめば免疫機能の低下に繋がり、思わぬ病気を招いてしまうかもしれません。
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犬のダメ習慣【3】毎日のボディケア
人は毎日お風呂に入って清潔に気を使いますが、実は犬にとってはそこまで必要な事ではありません。定期的なケアはもちろん大切ですが、犬の体は人間と同じような感覚で綺麗にしなくても問題ないのです。
むしろ、清潔にしようと頑張りすぎる事が「ダメな習慣」に繋がるので、まずは犬にとって適切なケアの仕方をチェックしていきましょう。
毎日のシャンプー
必要な場合を除いて、犬のシャンプーは月に1〜2回程度に抑えましょう。臭いが気になるかもしれませんが、シャンプーのし過ぎは必要な皮脂を落として犬の皮膚を傷めかねないダメな習慣です。
どうしても必要な場合はシャンプーを使用せずにお湯だけで洗い流しましょう。犬の体を清潔に保ってくれるシャンプーですが、出来るだけ低刺激の商品を選び皮膚への負担が少なくなるよう心がける事が大切です。
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過剰な耳掃除
基本的に犬の耳はトラブルがない限り耳掃除する必要がありません。毎日の耳掃除や麺棒を使ったお手入れは耳を傷つける可能性があるので控えましょう。
掃除しなくても自浄作用で耳垢は取れるので、週に一度、目に見える範囲の汚れを優しく拭き取って清潔にしてあげる事が大切です。
ただし、耳掃除自体がダメなわけではなく、外耳炎や炎症等が見られた場合は早めに動物病院に相談してケアする必要があります。耳掃除する時は獣医のアドバイスに従って、耳の奥を傷つけないように行いましょう。
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肛門腺の絞りすぎ
臭いの原因になる肛門腺は定期的に絞りたくなってしまいますが、月1回程度のお手入れに留めましょう。放置しすぎるのも体に良くありませんが、絞りすぎると逆に炎症を起こす原因にもなります。
肛門腺への液の溜まりやすさは個体差がありますが、大型犬よりも小型犬・中型犬・肥満の犬は注意が必要です。
肛門腺絞りは慣れるまでは難しいですが、肛門の両脇に2本の指を添えて下から上に向かって押し出すように絞りましょう。液は皮膚につくとなかなか臭いが取れないので、ウェットティッシュで受け止めるか、シャンプーする時に一緒に絞ってお湯で流せば楽ちんです。
まずは犬目線で考えてみよう
人にとっては良い事でも犬にとってはダメな事はたくさんあります。犬のためを想ってした行動が逆効果になってしまう事もあるので、まずは犬の目線で何が必要なのかを知りましょう。
この記事を参考に、ぜひ愛犬にとって一番良いライフスタイルを考えてみてくださいね。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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