banner

banner

エリザベスカラーによる愛犬のストレスを減らすために|選び方のポイントと厳選アイテム

お気に入りに追加

エリザベスカラーは、手術後のキズや患部を守るために使われる物ですが、犬によっては大きな異物を首に取り付けられて動きにくくストレスになってしまうこともあります。しかし、怪我をした患部を舐めてしまうと傷の治りが遅くなってしまい、余計に犬を苦しめてしまうという懸念もあります。そこで今回は、ストレスを与えにくく犬が嫌がりにくいエリザベスカラーの選び方やおすすめの商品について紹介していきます。

エリザベスカラーによる愛犬のストレスを減らすために|選び方のポイントと厳選アイテム
話題/ 犬用ベッド徹底比較 犬用ベッドなんでも良いって思ってない?愛犬の寿命にもつながるベッドの選び方教えます。

目次

  1. エリザベスカラーの役割とは?
  2. エリザベスカラーを選ぶ時の3つのポイント
  3. おすすめの犬用エリザベスカラー
  4. 愛犬のためにストレスを極小化できるエリザベスカラーを選ぼう

エリザベスカラーの役割とは?

エリザベスカラーをしている犬
DACphoto

 エリザベスカラーを付けている犬を見ると、ちょっぴり不便そうで可哀想になってしまいますが、装着させるのは愛犬を守るためでもあります。ここでは、エリザベスカラーの役割についてご説明します。 

傷口などを守る役目

 エリザベスカラーの役割は、犬が患部を舐めたり噛じったり、足で掻いたりして悪化させるのを防ぐことです。特に手術後に縫合されたばかりの傷を気にして、執拗に舐めたり噛じったりすると傷口が開いてしまい、再縫合が必要になったり、細菌感染の原因にもなってしまいます。

また、術後の傷だけでなくケガや皮膚炎を悪化させないためにも着用させることもあります。人間のように手で掻くことができない犬は、気になると菌がいっぱいいる口で舐めたり噛んだりすることになるので、悪化してしまうことが多いのです。

エリザベスカラーを選ぶ時の3つのポイント

エリザベスカラーをしている犬
Matthew Routley

 愛犬の健康のために付ける必要のあるエリザベスカラーですが、犬にとっては邪魔で動きにくく嫌がる子も多くいます。最近では、装着中のストレスを減らすための工夫がされているエリザベスカラーも多く売られているので、愛犬に合ったエリザベスカラーを選んであげるとストレスを軽減することに繋がると思います。ここでは、エリザベスカラーの基本的な選び方のポイントをご説明します。 

  1. サイズ
  2. 素材

1.サイズ

 まず、エリザベスカラーを購入する前に必ず愛犬の首周りをメジャーで測り、ずれたり脱げたりしないようぴったりのサイズを購入するようにしましょう。首周りは、エリザベスカラーと首の間に指一本ぐらいの余裕を持たせて装着してあげると苦しくならずに固定できます。

また、首周りのサイズだけでなくエリザベスカラーの襟幅も確認しましょう。襟幅は、鼻より3cmほどの長いものがちょうどよいサイズになります。大きすぎるものはご飯や寝るときに邪魔になることもあり、小さいと患部に口や足が届いてしまい、保護の役割を果たすことができません。

2.形

 オーソドックスな形のベル型は、しっかりと頭を固定するため患部の保護に効果があります。しかし、動きにくく視野が狭まること、ぶつけると大きな音がすることなどが犬にとっては強いストレスを与えるようです。

一方、ドーナツ型は視野が遮られることもなく、物にぶつかっても音がせず、動作がしやすいため普段どおりの生活を送りやすいようです。しかし、患部に口や足が届いてしまうものもあります。

3.素材

 エリザベスカラーは、プラスチック製のものが主流ですが、固いため動作の邪魔になったり、壁に当たると音がしたり、飼い主や他の動物に勢いよく当たるとケガさせてしまうこともあります。一方、スポンジ素材などのソフト素材のエリザベスカラーは、食事や睡眠中の邪魔にならず、壁にぶつかっても音がでないので、犬のストレスになりにくいようです。

しかし、ソフトにもデメリットがあり、その柔軟さゆえに患部を舐めることができてしまうという可能性があります。そのため、装着中の様子を見守ってあげる必要があります。

おすすめの犬用エリザベスカラー

エリザベスカラーをしている犬
Counselling

 犬のストレスを減らす工夫がなされたエリザベスカラーが豊富に販売されていますが、その中から厳選商品をピックアップしました。同じように見えて意外と奥が深いエリザベスカラー。愛犬に合ったものを見つけるきっかけにしてみてください。 

  1. スポンジ素材で優しく包み込むエリザベスカラー
  2. メッシュ素材で蒸れずに快適エリザベスカラー
  3. 豊富なサイズ展開が魅力!ベーシックエリザベスカラー

1.スポンジ素材で優しく包み込むエリザベスカラー

 軽量のスポンジ素材で柔らかいドーナツ型のエリザベスカラーです。視野が広く、柔らかいので横になったりご飯を食べたりのアクションがしやすく普段と変わらない生活を送れます。枕替わりにして寝ちゃう犬もいるみたいですね。ただ、患部の場所によっては口が届いてしまうこともあるので注意が必要です。

商品情報

  • 商品名:ドーナツ型エリザベスカラー/marushin
Amazon商品ページはこちら

2.メッシュ素材で蒸れずに快適エリザベスカラー

 通気性のいいメッシュ素材を使い、蒸れにくくなっているエリザベスカラーです。ベル型は、視野が狭いというデメリットがあるものの、患部に口が届きにくい形状のため、マズルが長い子や手足の長い子、術後すぐの患部保護の場合などにおすすめです。加えてこの商品は、レギュラータイプよりもカラー幅が5cm長いタイプなので、より安心感がありますね。

商品情報

  • 商品名:ロングメッシュエリザベスカラー ベル型/ポンポリース
Amazon商品ページはこちら

3.豊富なサイズ展開が魅力!ベーシックエリザベスカラー

 昔ながらのベーシックな形をしたエリザベスカラーです。東京メニックスのエリザベスカラーは、サイズ展開がなんと16種類もあるので、愛犬にフィットするサイズが見つけやすくなっています。また、クリア素材なので、愛犬の視界を遮りません。

商品情報

  • 商品名:アニマルネッカー(エリザベスカラー)金属ホック クリア/東京メニックス
Amazon商品ページはこちら

愛犬のためにストレスを極小化できるエリザベスカラーを選ぼう

エリザベスカラーをしている犬
Counselling

 ストレスのかかりにくいエリザベスカラーの選び方について紹介しました。犬へのストレスを減らすのも大事ですが、まずはキズやケガ、皮膚炎がよくなることが大事です。エリザベスカラーを付けていても舐めてしまうこともあるので、はじめのうちはエリザベスカラーを付けているからといって油断せずに、そばで見守ってあげたり行動をサポートしてあげるようにしましょう。患部の具合なども考慮しながら、愛犬にぴったりのエリザベスカラーを選んであげてくださいね。 

 こちらの記事もチェック 

愛犬にエリザベスカラーをつけたい!嫌がる場合の対処法とおすすめの商品をご紹介!

あわせて読みたい

愛犬にエリザベスカラーをつけたい!嫌がる場合の対処法とおすすめの商品をご紹介!

エリザベスカラーは、怪我や手術でできた傷口に触れないようにするためのアイテムです。でも、犬の中には、エリザベスカラーを嫌がってしまったり、ぴったりのサイズがなかったりすることも。そうなると犬のストレスに繋がってしまうので、今回は愛犬がエリザベスカラーの着用を嫌がってしまう時の対処法を3つご紹介します。また、愛犬に合うエリザベスカラーを選べるようにポイントごとに商品をご紹介するのでぜひ参考にしてみてください!

愛犬が怪我をしてしまった!飼い主さんだけで応急処置できる?散歩時に携帯しておきたいアイテムとは

あわせて読みたい

愛犬が怪我をしてしまった!飼い主さんだけで応急処置できる?散歩時に携帯しておきたいアイテムとは

愛犬が怪我をしないよう、日頃から飼い主さんはいろいろな配慮をされていると思いますが、それでも散歩のときや愛犬が外で遊んでいるときに、怪我をしてしまうことってありますよね。そんなときに手元のバッグに応急手当ができるアイテムがあると、怪我を最小限に抑えることができて安心です。今回は、万が一の愛犬の怪我に備えて、散歩バッグに入れておきたいものや、応急処置の方法についてご紹介します。

愛犬の寿命に繋がる!?犬用ベッド徹底比較 2024年最新版 床ずれの防止、腰の負担予防など愛犬の健康のために考え抜かれた犬用ベッドを徹底比較!
komugi

この記事のライター

komugi

都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

あわせて読みたい

【petan編集部企画】ペットベッド「DoggyBaseとは?」

飼育に関する知識に関する記事

【獣医師監修】犬の血糖値の正常範囲を知っておこう|高い・低い場合に考えられる代表的な病気も

健康管理/病気

【獣医師監修】犬の血糖値の正常範囲を知っておこう|高い・低い場合に考えられる代表的な病気も

皆さんは、犬の血糖値について気にされたことはありますか?子犬の低血糖は危険といった話はよく知ら...

2023年8月4日

【獣医師監修】愛犬が火傷を負ってしまったらどうすればいい?正しい対処法と予防法を知ろう

健康管理/病気

【獣医師監修】愛犬が火傷を負ってしまったらどうすればいい?正しい対処法と予防法を知ろう

皆さんは熱湯を扱う時や調理の際に、しっかりと愛犬を離れた所に隔離していますでしょうか? 犬の...

2023年7月24日

【獣医師監修】犬の肛門腺絞りのやり方と頻度が知りたい|愛犬の健康を保つために知っておきたいケアについて

健康管理/病気

【獣医師監修】犬の肛門腺絞りのやり方と頻度が知りたい|愛犬の健康を保つために知っておきたいケアについて

『肛門腺絞り』というケアは、愛犬と暮らしている方ならきっと誰もがご存知かと思います。ですが、初...

2023年6月30日

【獣医師監修】犬と汗に関する基礎知識|人間の汗腺との違いを知って暑さ対策に役立てよう

犬の生態/気持ち

【獣医師監修】犬と汗に関する基礎知識|人間の汗腺との違いを知って暑さ対策に役立てよう

気温が高くうだるような暑さの中でも、犬が人間のように汗をかいている姿はほとんど見ることはありま...

2023年6月26日

【獣医師監修】犬が発熱しているときのサインとは?症状や考えられる病気を解説します

健康管理/病気

【獣医師監修】犬が発熱しているときのサインとは?症状や考えられる病気を解説します

人間と同じように、犬も病気によって発熱することがあります。しかし問題なのは、人間と犬は生態が異...

2023年6月7日

もっと見る

関連するキーワード

カテゴリー

人気記事ランキング

Petan独自調査

獣医師監修記事

おすすめ記事

人気のキーワード