愛犬の兄弟の探し方をご紹介!実際に会ったら兄弟と認識する?
「飼い犬の兄弟はどんな子だろう」と、ふと気になることがあるかと思います。血統書があれば、SNSや専用サービスを使って、簡単に兄弟犬を探せるのはご存知ですか?本記事では飼い犬の兄弟の探し方と、兄弟犬を見つけることで得られる2つのメリットについて解説していきます。記事の後半では「犬は兄弟を認識しているの?」という疑問にも踏み込んでいくので、ぜひ最後まで読んでみてください。
犬の兄弟の探し方!必要なのは血統書だけ
飼い犬の兄弟犬を探す際に必要なものは「血統書」だけです。血統書には、一緒に生まれた兄弟犬の数や、父親と母親の血統図まで書かれているからです。血統書の情報をネットで共有するだけで、兄弟犬の飼い主と繋がるきっかけを作ることができます。
専用サービスを使って兄弟犬を探す
もっと手軽に兄弟犬を探したい場合は、「PEDI」というサービスがおすすめです。血統書の登録番号を入力するだけで、PEDIに登録されている800万頭の中から兄弟犬を探し当てることができます。
兄弟犬の姿だけでも見たいという方のために、飼い主同士だけで画像をシェア機能もついています。自分より後に登録した犬が親戚だった場合、メールでお知らせしてくれるので、自分から探す手間も必要ありません。
SNSや個人ブログから兄弟犬を探す
血統書に書いてある飼い犬の親の名前を、SNSや検索サイトで検索してみましょう。血統書に書かれている犬の名前は変わったものが多いので、検索でヒットしやすいです。また、自分のSNSや、個人ブログのプロフィール欄に飼い犬の親の名前を掲載しておくのもおすすめです。同じように兄弟犬を探している飼い主から、コンタクトをとってきてくれる場合があります。
血統書が無いと兄弟犬を探すのは難しい?
血統書が無い場合は、兄弟犬を探すのは非常に困難です。特に、拾った犬の場合はほとんど兄弟犬を探すことは不可能でしょう。
保健所から引き取ってきた犬の場合は、保健所に問い合わせることで、以前暮らしていた飼い主の情報から手がかりを掴めるかもしれません。いずれにしても、血統書が無い場合は、兄弟犬を探すのは難しいといえます。
犬は兄弟を認識している?専門家でも意見はバラバラ
犬は人間と同じように、血の繋がった兄弟を認識できているのでしょうか?この疑問は、専門家でも意見が分かれ、結論が無いのが現状です。
しかし、犬は匂いで親や兄弟を認識しているのではないかという意見があります。 それを証明するように、イングランドでは、道端で出会った犬同士が突然匂いを嗅ぎ合い、後々調べてみたら二匹は兄弟だったというツイートが話題になりました。
仲良しなのは「仲間」として認識しているから
兄弟犬同士がじゃれ合っていると、「兄弟だから仲良くしている」と感じるかもしれません。しかし、実際は「兄弟」ではなく、「仲間」という認識で接しています。
犬は群れで動く習性があるので、血の繋がりがなくても、気が合えば家族同然なのです。そのため、仲良くしているからといって、血の繋がりを認識しているわけではありません。
犬は兄弟同士でも交尾をしてしまう
犬は兄弟を認識していないという意見の理由として、「兄弟同士でも交尾をするから」というものがあります。
血縁が近いもの同士の繁殖は、奇形の子供が生まれる原因にもなる危険な行為です。危険であるのにも関わらず交尾をしてしまうのは、やはり兄弟として認識していないからだともいえます。もし、兄弟犬を複数飼う場合は、しっかりと去勢しておきましょう。
犬の兄弟探しをする2つのメリット!
兄弟犬を探す理由は様々あるかと思いますが、「なんとなく気になるから」という方が多いのではないでしょうか?実は、兄弟犬の情報を深く調べることで、得られるメリットが大きく2つあります。
目的を持って探すことで、今後の飼育にも役立つ情報が得られるでしょう。それでは2つのメリットを詳しく解説していきます。
【メリット1】新たな交流が生まれる
兄弟犬と出会うことで、飼い主同士でも新たな交流を作ることができます。同じ犬種を飼っている者同士にしかわからない悩みを相談する仲間ができることで、飼育時の心配事を減らすことができます。
実際にSNSを見ていても、兄弟犬を通じてできたコミュニティがたくさんあります。兄弟犬の姿を見るだけで満足せず、ぜひ飼い主同士の交流も深めてみましょう。
【メリット2】遺伝性の病気を知れる
兄弟犬の通院履歴を知ることで、飼い犬が発症しやすい遺伝性の病気を事前に知ることができます。遺伝性の病気は発症を防ぐのが難しいものの、発症を遅らせるための予防策をとることはできます。
逆に、飼い犬が発症した病気を兄弟犬の飼い主に伝えることで、兄弟犬の命を守ることにも繋がるかもしれません。兄弟犬を見つけたら、ぜひ飼い主同士で通院情報を共有してみてください。
出会わせた時に兄弟喧嘩をしたら止めるべき?
兄弟犬と会わせた時に、唸ったり、甘噛みする場合があります。しかし、ケガをしそうなほど激しい喧嘩でもない限り、飼い主が仲裁に入る必要はありません。
一見すると喧嘩のようにも見えることでも、実際は遊んでいるだけという場合がほとんどです。犬は争いを好まない性格なので、じゃれ合いを始めたら、心を許して遊んでいるのだと理解しましょう。
気軽に兄弟犬に出会える時代!実際に探そう
飼い犬の兄弟を探す場合は、血統書を活用しましょう。血統書の情報をSNSや専用サービスで検索することで、簡単に兄弟犬と繋がれる時代です。 兄弟犬を見つけることで、飼い主同士での情報共有も可能になります。遺伝性の病気や、飼育時の悩みについて相談し合い、飼い犬との生活の質をグッと引き上げましょう。
犬自身が兄弟として認識していなくても、仲間として仲良くなる可能性があります。兄弟と会わせることは、飼い犬にとっても、飼い主にとっても新たな交流を生むきっかけになりますので、ぜひ兄弟犬を探して、生活に役立つ情報と、新たな繋がりを手に入れてみてください。
この記事のライター
nao
「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。
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