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保護犬は「しつけが難しい」!?上手なしつけ方のコツをご紹介

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「保護犬のしつけ」って難しいイメージがありませんか?さまざまな背景を持つ保護犬、特に成犬をしつけるには、場合によってはとても根気が必要になります。しかしお互いがしっかりと向き合い、その子に合った方法でしつけを行うことで信頼関係が生まれるのも事実です。この記事では保護犬の中でも特に多い成犬にフォーカスしたしつけ方法や接し方について解説しています。

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目次

  1. 保護犬はどんな性格をしているの?
  2. 保護犬の上手なしつけ方とコツ
  3. 保護犬と接するときに注意すること
  4. 性格に合った方法で根気よく続けよう

保護犬はどんな性格をしているの?

檻 犬
PourquoiPas

保護犬の性格は様々です。私も保護活動を行う中で多くの犬たちと出会ってきましたが、臆病な犬もいれば捨てられたことを少しも気にしていない陽気な犬もいました。 一概に「犬種によるもの」とは言えず、飼育されてきた環境や手放された理由にもよるのではないかと思います。病気や金銭的な理由で捨てられた犬は、直近まで大切に可愛がられていた子が多いので人馴れもしていて飼いやすい傾向があります。

人に心を開きにくい犬も

可愛がられてきた犬とは逆に、飼育放棄や多頭飼育崩壊などで保護された犬は人との関わり合いが少なかった為、心を開くまでに時間がかかることもあります。 かわいそうな過去があるからと言って過保護にする必要はありませんが、心を開いてくれるまでは気長に付き合っていきましょう。

保護犬の上手なしつけ方とコツ

犬 お手
Karolina Grabowska Pexels

保護犬にはある程度しつけが入っている犬と、全くしつけが入っていない犬がいます。気になった保護犬がいたら、どの程度しつけが出来ているかをスタッフに確認してみましょう。全くしつけが入っていない場合、自分がどの程度しつけの時間を作ることが出来るかも合わせて考えることも大切です。

それでは保護犬のしつけを進めるコツを紹介していきます。

しつけがどこまで出来ているか確認を

保護団体や動物愛護センターに一定期間保護されていた犬であれば、スタッフがある程度のしつけを行っている可能性があります。または保護されたばかりであっても、家庭から持ち込まれた犬であればある程度のしつけが入っている場合もあります。

 

気になる保護犬を見つけたら、しつけはどの程度完了しているかを忘れずに確認しましょう。

吠えやイタズラのやめさせ方

スリッパをかじったり、ごはんを盗み食いしたりする行動は、好奇心ゆえのイタズラと言えるでしょう。ダメな時はしっかりとダメなことを教え、犬にイタズラされたくないものはしまっておく必要があります。

 

吠えてしまう原因は警戒心やストレスです。十分な運動をさせ、運動以外の時間は休んでいるという状態が良いですね。イタズラも運動不足のストレスサインの場合があるので、運動でストレス発散させることでイタズラが軽減されることもあります。

保護犬のトイレトレーニング

成犬になってからのトイレトレーニングは根気が必要です。トイレトレーニングに関しても、どの程度の成功率かを保護先のスタッフに確認しておくと良いでしょう。

 

トイレトレーニングのコツは、成功したら思い切り褒めてあげることです。しかし、失敗したからと言って大声を出して叱ったり、ましてや叩いたりしてはいけません。最初はペットシーツを敷く面積を大きくし、徐々に一箇所に絞って行く方法が良いでしょう。

 

オス犬の場合、家の中でも脚を挙げておしっこする犬もいます。あまりにも様々な場所におしっこをかけてしまうようであれば、マナーベルトを使用してみるのも手かもしれません。

保護犬と接するときに注意すること

犬 しつけ
Gamma Man

保護犬と接する時に気を付けたいことは、保護犬の過去を知って悲しまないことと、根気よくしつけを行うことです。

様々な事情で保護犬になった犬たちなので、前の飼い主さんと過ごした間に多くのことを感じ経験してきています。悲観したり焦ったりせず、大きな気持ちで保護犬と接してみてください。

しつけは根気よく向き合って

成犬の保護犬はしつけがされていなかったり、頑固でなかなか言うことを聞いてくれないという子もいます。

 

保護犬のしつけは焦らず根気よく向き合うことが大切です。焦ってしまうとお互いにストレスを感じてしまい、上手くいかないことが多くなってしまいます。保護犬を迎えると言うことは「しつけにはある程度の時間がかかるかもしれない」と考えておきましょう。

保護犬に合わせて悲しまないで

保護犬の中には臆病で人見知りをしたり、初めての環境に緊張して元気がなくなってしまう犬もいます。その時に保護犬に合わせて悲しまないでください。里親さんは「今まで辛かったね」という気持ちになりがちですが、ここで犬に合わせて悲しみながら寄り添ってしまうと、犬は里親さんの気持ちを察知して不安になってしまいます。

 

保護犬と接する時は「もう大丈夫!元気いっぱい楽しもうね!」という気持ちで接するように心がけてください。

性格に合った方法で根気よく続けよう

犬
Tanya Gorelova Pexels

保護犬は子犬や老犬に比べて成犬の数が圧倒的に多いので、ある程度の性格は固まっていると考えてください。気になる保護犬の性格はスタッフに詳しく聞いてみたり、自分が足を運んで触れ合いながら把握していきましょう。飼い始めたらしつけや日常生活の所々で根気が必要になる場面も出てくるかも知れません。成犬の保護犬は子犬から育てるよりもしつけが大変だと言われますが、最高のパートナーになるために根気よく頑張りましょう。

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nao

この記事のライター

nao

「愛犬の気持ちを理解したい」「寄り添ったコミュニケーションを取りたい」という思いからドッグライターとして犬に関する知識を学び、発信しています。愛犬の笑顔を守るために、そして同じ思いを抱く飼い主さんのために、有益な情報を発信していけたらと思っています。

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