ケアンテリアの子犬の成長スピードが知りたい!子犬期の体重変化・育て方まとめ
ケアンテリアという犬種をご存知でしょうか?テリア犬種の基礎となったテリア犬に最も近い外見をしているケアンテリアは、世界中でテリア愛好家に広く愛されていますが、日本ではほとんど見かけることがない希少な犬種です。今回は、生まれてから大きくなるまでに毛の色が7回も変わると言われている、ケアンテリアの出産から子犬の成長、迎えてからの育て方について紹介していきます。
ケアンテリアの子犬が生まれる過程
まずはじめにケアンテリアがどのようにして誕生するのかご説明します。
妊娠期間
犬の妊娠期間は、交配から約63日とされています。これは、小型犬から超大型犬まで体の大きさ関係なく変わることはありません。交配22〜30日程度で超音波検査を行うと妊娠を確認することができるので、妊娠確定後わずか1ヶ月で赤ちゃんが誕生することになります。
生まれる頭数
ケアンテリアが1度の出産で産む子犬は、2〜10頭程度と言われています。小型犬の平均出産頭数は3.5頭と言われているので平均より多めですね。
ケアンテリアの子犬の成長スピードはどれくらい?
ここでは、ケアンテリアの子犬が成犬になるまでの体重の変化や毛色の変化について紹介していきます。
毛色の変化
ケアンテリアの毛色には、クリーム、ウィートン、レッド、グレー、ブラック、ブリンドルがあります。どの毛色の個体も成長と共に、耳やマズルが黒く変化します。また、ブリンドルは生涯で7回も色が変化すると言われるほど、子犬からシニア期まで毛色を変えるという特徴があります。
体重の変化
ケアンテリアは、成犬体重6〜8kgになるやや大きめの小型犬で、出生体重は100〜200g程度です。生後10日ほど経つと出生体重の約2倍になり、生後30日程度で約4倍に成長します。生後3〜5ヶ月になると急速な成長期に入り、その頃には成犬期の約半分の重さになります。その後は緩やかに成長しながら、生後8〜10ヶ月頃には成長が止まり成犬並みの大きさになります。
ケアンテリアの子犬の育て方
ここでは、ケアンテリアの子犬との新生活に必要な情報について紹介していきます。
ごはんの量
ケアンテリアの子犬のごはんの量は、フードに記載されている給与量を目安に与えましょう。迎えてすぐの子犬は、環境の急激な変化に大きなストレスを抱えている状態です。そのため、購入先のペットショップやブリーダーなどがこれまで与えていたフードの種類と量、回数などを確認して、落ち着くまでは説明された通りに与えてあげるようにしてください。
また、子犬は消化機能が成長途中であるため、一度にたくさんの量を消化することができません。生後半年頃までは、一日あたりの給与量を3回程度に分けて与えるようにし、生後7ヵ月以降は様子を見ながら1日2回に分けて与えましょう。
気を付けたい病気
ケアンテリアがかかりやすい病気として、緑内障や白内障、進行性網膜萎縮症などの眼病や皮膚疾患、慢性腎不全などがあげられます。眼病は進行すると失明する可能性もあります。また、遺伝的にかかりやすいとされる慢性腎不全は、飼い主が愛犬の異変に気づいた時には進行していることが多い病気です。早期発見・早期治療を行えるよう定期的な健康診断を受けるようにしましょう。
はじめての○○
ケアンテリアの子犬との初めての散歩やシャンプー、しつけをスタートさせるタイミングについて紹介していきます。
しつけを始めるタイミング
しつけは、子犬を迎えたその日からスタートさせます。ただ、やってきた子犬が生後3ヶ月未満の場合、脳が未発達のためしつけよりも精神的に安定できるよう愛情をたっぷりと注ぐことを優先しましょう。
散歩を始めるタイミング
子犬と散歩に出かけられるようになるには、2回目のワクチン摂取を終えてからとされています。ただ、ワクチンの種類や接種時期によっては3回目のワクチンを終えてからの方が望ましい場合もあるため、獣医師とお散歩デビューの時期について必ず相談しましょう。
シャンプーを始めるタイミング
好奇心旺盛でやんちゃな子犬はよく汚れるものですが、自宅に迎えて初めてシャンプーを行うのは、新しい環境と飼い主にある程度慣れてから行うようにしましょう。ワクチン摂取の1〜2週間の間隔を開けて行えば、散歩とは違い明確に決められた開始時期はありません。
ただ、慣れない環境と飼い主の元でシャンプーを行うと恐怖心が大きくなり、シャンプー嫌いになる可能性もあります。後々、飼い主も愛犬もシャンプーで苦労しないよう慣れるまでは蒸しタオルで拭いてあげるなど工夫してあげましょう。
ケアンテリアの子犬と過ごす楽しい時間
ケアンテリアは陽気で明るく、勇敢なテリア気質の強い犬種です。好奇心旺盛で遊び好きな性格なので、お家にやってきたその日から家族のアイドル的存在となってくれるでしょう。しかし、やや頑固で気が強い一面もあるため、しつけは一筋縄で行かないこともしばしばです。手のかかる子ほどかわいいと言いますから、子犬の頃から甘やかすことなく根気強く接してあげましょう。
この記事のライター
komugi
都内で愛犬のビーグルと暮らしています。コロナ期間中に肥満体型になってしまった愛犬のために食事や運動について勉強をはじめました。面白い発見や愛犬家の皆様に役立つ情報があればどんどん発信していきます!
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